第75話 未来を語る本
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前も来いよ!!」
とグレイが知らせに来てくれた・・・って、
ユ「グ、グレイ、今何て・・・」
グ「ん?だから、クソ炎がクエスト行くぞだって。」
う、嘘・・・私はもう一度本に視線を戻し、さっき浮かび上がってきた文を読んでみた。・・・同じだ。今グレイが言った事と、全く同じ事が書かれている。この本・・・いったい何なの?
グ「どうしたユモ?行けないのか?」
ユ「あ、ううん、行けるよ。すぐに行くから入り口で待ってて。」
グ「おう。すぐ来いよ。」
グレイが倉庫を出て行ったのを確認して、私はさっき途中で読むのを止めたページの続きに戻った。そこには、妖精のギルドで今まで起こった出来事が全て書かれていた。しかも、「X月X日、ユモス・クオリナが闇の呪い(ダークカース)に封じられるところをグレイ・フルバスターに助けられた。」と書かれていた。・・・可笑しい。この事は私とグレイしか知らないはず。私はもちろん、グレイもこんなものを書いてるはずがない。とゆうか、私とグレイがいなかった時代の出来事を書けるはずがない!だとすると、考えられる事はただ1つ、
ユ「この本・・・未来を予測してるの・・・?」
未来を語る本、「FUTURE TALK BOOK」・・・何となく、私はこの本の題名の意味が分かったような気がした。するとまた倉庫のドアが開いた。
グ「お〜い!ユモ、どうした?」
グレイが様子を見に来た。
ユ「あぁゴメン!今行くところ!!」
私は荒々しく本を閉じると、本を床に置きっぱなしにしたまま、グレイと一緒に倉庫を出た。すると、私が倉庫のドアを閉めたのと同時に、風も吹いていないのにページが勝手に一番最後の文が書かれているページに開き、その隣に「X月X日、最強チーム、クエスト成功」とゆう文字が浮かび上がった。
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