第五章 StrikerS編
第百二十九話 『ホテル・アグスタ』
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を、フィアットは実体の小槍を複数出現させ、
「まとめて…ぶっとばす!」
「マグナムランス…! 貫きなさい!」
鉄球と槍が前線のガジェットを次々と貫いていく。
シグナムもレヴァンティンに炎を宿らせて、
「紫電…一閃!」
ガジェット三型を切り裂いていく。
ザフィーラも違う場所で一型を複数相手取り確実に潰していく。
それをモニターで見ていたスバルとティアナ。
スバルは純粋に驚いていたが、ティアナは、
「これで能力リミッター付き…」
と、悔しい気持ちで手を握り締めていた。
◆◇―――――――――◇◆
近場で戦闘を見物していた紫色髪の少女、名をルーテシア。
そしてフードを被っているが鍛えられているだろう体を持つ男、名をゼスト。
その二人に通信が入ってきた。
相手はスカリエッティだった。
『ごきげんよう。騎士ゼスト、ルーテシア』
「ごきげんよう。ドクター」
「なんのようだ…?」
ルーテシアは表情を変えずにスカリエッティに返事を返すが、ゼストはルーテシアとは対照的に警戒心を顕にする。
『冷たいね、騎士ゼスト。
近場で見ているんだろう?
あそこにはレリックはないが実験材料として興味を引かれる品が一つあるんだ。
少し回収任務に協力してくれないかね?
君たちなら実に造作もないことだろう』
「断る。レリックが絡まない限りは不可侵を守ると言う約束だったはずだ」
『ルーテシアはどうだい?』
ゼストの拒否の言葉にスカリエッティは特に気にした素振りを見せずにルーテシアに問いかける。
それにルーテシアは、
「…いいよ」
『やはりルーテシアは優しいな。
ありがとう。今度是非お茶とお菓子を奢らせてくれ。
君のデバイスに私が欲しているもののデータを送ったよ』
「うん…。ごきげんよう。ドクター…」
『ごきげんよう。よい知らせを待っているよ、ルーテシア』
それでスカリエッティとの通信は切れる。
ゼストはルーテシアに話しかけて、
「いいのか…?」
「うん。ゼストやアギトはドクターを嫌うけど、私はそんなに嫌いじゃないから…」
「そうか」
そして一度ルーテシアは頷くと地面に召喚魔法陣を出現させて、
「召喚…インゼクト・ツーク」
召喚された虫達は戦っている現場へと向かっていきガジェッドに憑依すると途端にガジェッド達の動きがよくなった。
それでシグナム達三人は苦戦をしだす。
さらにルーテシアはスカリエッティから頼まれたものを回収するために一体の人型を召喚し、
「いって、ガリュー…」
黒い人型はオークション会場へと向かっていった。
◆◇―――――――――◇◆
Side ティアナ・ランスター
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