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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百二十九話  『ホテル・アグスタ』
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Side ラン・ブルックランズ



出張任務の翌日にシホさんとアルトリアさんとネロさんの三人が揃って行方不明になるという事があったが一日してすぐに帰ってきた。
なにがあったのか聞いてみたけど、シホさんは「ちょっと私と縁がある人達と会ってきたのよ」と楽しそうに語っていた。
でも内緒でなのはさん達との秘密みたいな会話に聞き耳を立てていたら、話の節々に“平行世界”という単語が聞こえてきた。
もしかしてシホさん達、平行世界に行っていたのかな…?
まぁ、それは今はいい。
そのうち、嫌でもその縁があるという人とは会うかもしれないという気がしたので。
それより話は変わるけど、今私達はヘリでとある場所へと移動中である。
こうしての任務は出張任務を含めると三回目なのでまだ慣れないものがあるが頑張ってこなしていこう。

「…あらためて今までの流れと今回の任務のおさらいや」

八神部隊長がそう話す。

「これまで謎に包まれていたガジェッドの製作者、そしてレリックの収集者は現状ではこの男」

そこには紫色の髪に白衣を着ている一人の男性が映された。

「違法研究で広域指名手配されている次元犯罪者…ジェイル・スカリエッティの線を中心に捜査を進めている」
「こっちの捜査はおもに私が進めるんだけど、一応みんなも覚えておいてね」

フェイトさんがそう私達に話してくる。
でも、ガジェッドの製作者か。
この人が私達の敵…。

「それと今日これから向かう先は“ホテル・アグスタ”です!」
「骨董美術品オークションの海上警備と人員警護が主な今日のお仕事だよ」
「取引許可の出ているロストロギアがいくつも出品されるので、それでレリックと誤認したガジェッドがやってくるかもしれません。
ですから私たちが警備員として呼ばれたです」
「これくらいの大型オークションだと密輸取引の隠れ蓑にもなるし、色々と油断は禁物だよ」
「現場には昨夜からすでにシグナム副隊長、ヴィータ副隊長、フィアット副隊長、アルトリア空曹長他数名の捜査員が張り込んでいる」
「私達は建物の中の警備に当たるから前線は副隊長たちの指示に従ってね」
「「「「「「はい!」」」」」」

と、ここでキャロが気になっていたのか挙手して、

「シャマル先生。さっきから気になっていた事があるんですけど…その四つの箱って…」
「あ、これ?」

シャマル先生の足元には四つのケースが置かれていた。
実は私も気になってはいたんだ。

「これは隊長達のお仕事着よ」

そう言ってシャマルさんは笑う。
でも、それと呼応するようにシホさんの顔が少し顰めた。
なにがあったんだろう?



◆◇―――――――――◇◆



Side シホ・E・S・高町


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