第74話 世界はみんなのもの
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・・・当たる・・・おぅ・・・
ハ「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
ナ「ハッピー!?」
ハッピーが俺を庇って傷だらけになりながら地面に落ちた。俺も地面に背中から落下する。が、空中で体勢を立て直し、ドスゥゥゥンと音を立てながら着地する。
ラ「動物に助けられるとは、お前も運がいいな。」
ナ「・・・・・・・・・・・ねぇ。」
ラ「?」
ナ「ハッピーはただの動物じゃねぇ!!俺たちの仲間だっ!!」
俺は体から炎を噴射し、
ナ「火竜の・・・咆哮ッ!!」
ラ「サークルフォーメーション!」
ラトーナは防ぐが、
バキ。
ラ「!?こいつ、魔力が上がっている!!」
ナ「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
バキ、バキバキ!
ラ「バカな!!」
ナ「だらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ラ「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ラトーナは木々を倒しながら遠くまで吹っ飛んでいった。・・・まずは、1人。次は、
ナ「お前だ。」
俺はレプスを睨み付ける。レプスはラトーナが吹っ飛んでいった方を見つめていた。その目が驚きにより見開いていた。
レ「バカな。ラトーナがこんなに早く倒されるとは・・・!!」
驚嘆の声を上げた。
ナ「ごちゃごちゃうるせぇ!!いいからとっととその野望やめろぉぉぉ!!」
レ「そう簡単に止める事はできん。ついに俺の願いが叶う時がきたのだから。」
こいつの頭、腐った牛乳みてぇだ。
レ「ず、随分と変わった例え方だな・・・」
ナ「んな事どうでもいいだろ。お前がなんでそこまで世界を支配したいのか知らねぇが、このままでいいじゃねぇか。」
レ「お前に何がわかる。」
ナ「んじゃあお前は世界の何を知ってるんだよ?みんなが笑って、楽しければそれでいいじゃねぇか。お前は、笑っているやつから、笑顔を取り上げるんだぞっ!!」
レ「笑顔なんかこの世には必要ない。」
ナ「!!!???」
俺は言葉を失った。そんな俺を無視して、レプスは話し続ける。
レ「この世界は君がさっき言ったみたいに腐った牛乳のようだ。俺はこんな腐った世界を1から作り直す!!そして、世界は俺のも・・・はぁぁぁぁぁ!!!」
ナ「・・・くだらねぇ。」
俺は伏せていた視線をレプスに向ける。
ナ「お前の頭の方が腐った牛乳みてぇじゃねぇかっ!!」
レ「何だと・・・!!!」
ナ「世界はお前のものじゃねぇ!!この世界のみんなのものだ!!!俺がお前の頭を1から考え直させてやる!!!火竜の・・・鉄拳ッ!!」
レ「ぐお!!」
ナ「翼撃ッ!!」
レ「ぐは!!」
ナ「煌炎ッ!!」
レ「どわぁ!!」
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