突き刺さる言葉〜
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がやってくる。
「根暗ッタ!いい加減にしてよね!」
アニスが背中に背負っていた人形を巨大化させ、それに乗る。・・・原理はわからない。
「アニスこそ、わたしのイオン様を返してよ!」
「イオン様の邪魔をする奴にイオン様を渡せる訳ないでしょ!」
両手に花・・・この状況じゃイオンも嬉しくないだろうけどな。俺は空間に手を入れる。
「悪い、リパル!留守番だ!」
『ええっ!?』
俺は空間からこの世界用にカスタムしたハンドガンを二丁取り出す。
「空の魔物にはな・・・!」
俺は銃を向ける。
「タイトバレット!」
横薙ぎにしながら連射し、動きを止める。
「アクアバレット!」
片方の銃で技を撃ち、もう片方の銃を水弾に向ける。
「フレアショット!」
水と火がお互いにぶつかりあい、水蒸気を起こす。
「グァァァ!」
俺を見失った魔物が鳴き叫ぶ。
「『何処だ』・・・か。答えてやるよ、上だ」
俺は魔物の真上に跳んでいた。
「セッシブバレット!」
魔物は銃弾の雨に直撃し、気絶する。
「音素弾だからな・・・加減ができるのが幸いだ」
見るとルーク達も魔物を片付けつつあった。
「光の鉄槌!リミテッド!」
ズガン!
「はうあっ!?」
アニスがアリエッタの譜術に吹き飛ばされる。
「アニス!」
俺は落ちてくるアニスを受け止める。
「無事か?」
「う、うん。ありがとう、サキ」
「・・・して」
アリエッタの声が聞こえてくる。
「どうしてアニスを助けるの!?どうしてアリエッタのお友達に攻撃するの!?」
「アリエッタ・・・それは・・・」
「その人達はママの仇なのに!なんでサキはその人達と一緒にいるの!」
「アリエッタ!話を・・・」
だが、俺は弁解をする前に・・・それすらできなくなる言葉をアリエッタの口から聞いた。
「サキの裏切り者!サキなんか大嫌い!」
「・・・!」
憎悪がその言葉を更に強め、俺の心に突き刺さる。
「裏、切り・・・」
「みんないなくなっちゃえぇ!ブラッディハウリング!!」
「危ない!」
アニスが咄嗟に後退りをするが・・・
「っ!?サキ!?」
「な・・・はっ!」
慌てて避けるが間に合わず・・・それに直撃してしまった。
「ぐぁ・・・」
その場に倒れる。
「え・・・あ、さ、サキ・・・?」
我を取り戻したアリエッタが事態を呑み込む。
『サキさん!しっかりするッス!』
「う・・・」
いくらなんでも直撃は不味かった。体が動いてくれない。
「違、わたし・・・サキを傷つけるつ
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