灼熱の決闘者 後篇
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に直接聞こえたように。
「ジェムナイト達の宝石は重ねることに新たな輝きを生み出す」
「新たな輝き…」
「そう…私はアナタがその輝きを見せてくれると信じてるし、ジェムナイト達も信じてる」
「だから、トオル! 諦めないで!」
「さっさと引けよ! さっきから茶番の多い野郎だな」
熔がイラつくように怒鳴る。融は目を閉じた。
(そうだ。俺はこのデッキの可能性を信じていなかった。知らないデッキからって…これじゃ負けてしまうのも当然だ。だから、俺はこのデッキ…いやジェムナイト達を信じる…)
「俺のターン……ドロー!!」
カッと目を見開き、融はカード引く。手札に咥えられたカードを見て融は驚いた。
「これは!」
(さっきまでと顔が違う…何か引いたのか? だが、オレの伏せカードは神の宣告どんなカードが来ても無効にしてやるぜ…)
「俺はマジックカード発動! ジェムナイト・フュージョン。このカードジェムナイトと名の付いたモンスターで融合が出来る」
「融合カードだと!? そうか、厄介そうなカードだな。だが、その発動は無効させて貰う。オレはカウンタートラップ 神の宣告発動ライフを半分払いそのカードを無効する!!」
「何!」
火野熔
LP4000÷2=2000
「ぐっ…残念だったな。もしかしたら大逆転出来たかも知れなかったのによっ!!」
最後の希望だったと思われるカード止められ融の顔が下に俯く。
(フーン。どうやらジェムナイトは融合主体のデッキだったのかね。だが融合なんて時代遅れなんだよ。さっさとくたばり……っ!?)
熔は勝利を確信していた。が、融が顔を上げた。まだ諦めていない顔だ。
(アイツ…この状況で諦めないのか?)
「俺はジェムナイトを信じる…墓地に送られたジェムナイト・フュージョンの効果発動!」
「墓地から効果発動だと!?」
予想外の状況に驚愕の顔を浮かべた熔。
「墓地にあるジェムナイトと名の付いたカードを除外することでジェムナイト・フュージョンを手札に咥えることが出来る! サフィアを除外しフュージョンを手札に!」
(神の宣告がこれじゃ無駄になったじゃねぇか!)
「そして俺は手札のジェムナイト・サフィアとジェムナイト・オブシディアを融合! 蒼玉の輝きよ。力弱きものを守る盾となれ。融合召喚 藍玉の輝き ジェムナイト・アクアマリナ!」
ジェムナイト・アクアマリナ
ATK 1400
DEF 2600
巨大な盾を持った青い騎士が守備表示で現れる。
「オイオイ! 守備表示かよ。しかもぜんぜんオレのモンスターには足りてないぞ!!」
「まだだ! オブシディアの効果発動このカードが手札から墓地に送られた時、墓地からレベル4以下の通常モンスターを特殊召喚出来る。こいっガネッ
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