狂気〜
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を話す。
「ぐ・・・ゲホッ、ゲホッ!?」
「俺、は・・・何を・・・」
愛依を見て・・・それから・・・それから・・・
「あ・・・あた・・・っ!?」
愛依が頭を振る。
「オレ、は・・・死ぬわけには・・・いくか・・・椿を残す訳には・・・」
愛依は苦しそうに呼吸をしながらふらふらと離れ・・・その姿を消した。
「・・・リパル・・・」
『な、なんッスか?』
「俺は・・・何なんだ・・・」
あそこまで痛め付ける必要があったか?あんなに不敵な態度を取っていようと少女だ。それを・・・
「このままじゃ・・・また・・・」
今なら分かる。殺人犯がカッとなって人を殺す事が。気がつけば人が死んでいる。目の前に・・・
「ウワァァァァァァァァァ!!!」
頭を抱えて叫ぶ。
『咲さん!しっかりするッス!今はやらないといけない事があるじゃないッスか!」
「ううう・・・ああ・・・」
そうだ・・・アリエッタ・・・アイツは・・・俺を待ってる。
「リパル・・・すまない」
『あ、謝らなくてもいいッスよ』
俺は笑う。・・・ただし、さっきとは違い、軽く笑っただけ。
「・・・そうだな。お前に謝るのもなんかムカつくしな」
『それはそれでヒドイッスー!』
「くくく・・・それじゃ、行くぜ」
方天画戟に戻して空間に放り投げる。・・・待ってろ、アリエッタ・・・
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