狂気〜
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ははは・・・はは・・・ハーッハッハッハ!!」
俺は狂ったように笑い出す。
「見つけたぁぁ・・・見つけたぞ、アイィィィィ!!」
コイツが・・・コイツがぁ・・・
「お前も探してたぜぇ・・・ブッコロスためによぉぉぉぉぉ!!」
俺は方天画戟を構える。
『お、落ち着くッス!』
「シィィィネェェェェェ!!」
「く・・・!?このイカれ野郎がっ!」
愛依は二本の偃月刀で俺の一撃を防ぐ。
「ッつぅ・・・!?」
愛依が顔を歪ませる。
「弱えぇんだよぉぉ!オラァッ!」
ガキャアアンッ!
「ぐ、あ・・・!?」
愛依が吹き飛び、体制を立て直す・・・前に接近する。
「あ・・・」
「捕まえた」
足を掴み・・・地面に叩きつける。
「がは・・・」
「まぁだだぁ!」
そのままBモードを発動、愛依を引きずりながら飛び回る。
「分かった・・・分かったぜぇ・・・俺は抑えていたんだな・・・怒りを!悲しみを!悔しさを!そして・・・お前への殺意をなぁぁぁぁ!!」
もう一度叩きつけ、腕を踏み砕く。
「アアアアアア!?」
愛依の悲鳴が響く。
「ハハハハッ!殺意を解放しちまえばこんなに容赦なく殺れるんだな!もっと早く気づけばよかったぜ!!」
コイツは・・・コイツは俺達の世界をぶち壊しやがった・・・その報いを・・・受けさせてやる・・・!
「詠を、消して!」
ドゴォ!
愛依の腹を踏みつける。
「ごほっ・・・」
「恋も消した!」
更に。
「あ・・・あ・・・」
「明命も思春も亞莎もな!」
メキィ!
「う゛・・・」
「将のみんなや民から笑顔を消した!」
「・・・」
「ハァ・・・ハァ・・・ッ!」
方天画戟を振り上げる。
『だ、ダメッス!』
・・・が、いきなり方天画戟が分離し、ハンドアックスとダークリパルサーが落ちる。
「・・・」
『な、なんかおかしいッスよ!』
「・・・まあ、いいか」
左手が一回り大きく・・・刺々しくなる。
「・・・さぁ、首が折れんのが先か、窒息すんのが先か」
「ぎあ・・・ああ・・・」
愛依の細い首を掴み、力を籠める。
「苦しめ・・・苦しんで泣き叫んで媚びて詫びて許しを乞えよぉぉぉ!!」
「・・・さん・・・」
「あぁ・・・?」
愛依の身体から力が抜け、涙を流しながら何かを呟いた。
「怖、いよ・・・死にたく・・・ない・・・父さん・・・」
「・・・!」
それを聞いた瞬間、何かが狂っていた俺の一部が元に戻る。
「・・・はっ!?」
正気に戻り、慌てて愛依から手
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