part17 激怒 そして 乱戦
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だまだぁ!
俺はミドルキックを喰らわせ、さらに半回転しソバットを繰り出す!
近づいてのローキックで体勢を崩す! 倒れる勢いを活かし、右拳を全力で叩きこんだ!!
……四人!
「イッセーさん――っ!?」
主人公に駆け寄ろうとした金髪を全力で蹴り飛ばし、
「な……アーs」
赤髪にワーンツーパンチやコンビネーションを遠慮無しに打ち込み、頭部を持って膝蹴りを当てた!
金髪はものすごい勢いで転がり、赤髪はそのままうつ伏せに倒れる。
……五人、六人!
「ぐっ……くそ……!? イッセー!? アーシア!? リアス部長!?」
茶髪は倒れている奴らを見て、驚愕の声を上げる。
そして、まるでゴミを見るかのような目で俺を……!
「ついに本性を表したか……」
…………!
「自業自得なのに、原作キャラをうらむなんて……お前最低だな……」
……れ……!
「こいつらは物語のキャラクターじゃない! こいつらは生きているんだ……、お前ごときがどうこうしていい存在じゃないんだよ……!」
……まれ……!
「お前はやっちゃいけない事をした……! だから俺は! お前を許s」
「黙れえぇ!!!」
「――が!?」
オリ主なら何やってもいいのかよ! 自分の判断だけで相手を貶めても主人公なら許されるのかよ!
間違っていても、最終的には結果オーライになると思ってんのかよ!
……『現実』はそんなに甘かねぇんだよ!!
俺は怒りのままに攻撃を叩き込む!
……ぶちのめす……!
ストレート、アッパー、フック、ボディブロー、ハイ、ロー、ミドルキック、エルボー、ソバット
ラリアット、膝蹴り、回し蹴り、頭突き、投げ飛ばし!
俺は、思いつく限りの攻撃を茶髪にこれでもかと叩き込み、ぶちのめす!
「……俺は、オリ主の……はずなの……に」
まだかろうじて意識があるらしく、ふざけたことをつぶやき出す
……マジで、ふざけた野郎だ……!
俺は茶髪の胸ぐらを掴み引っ張り上げる!
「主人公なんざ、誰でもなれるんだよ! そいつの人生はそいつが主人公だろうが!
だが、主人公なら何やってもいいわけじゃねえんだよ!
他人が怒るほどの失敗しても許されるのは……『幻想』だけだっての!
『現実』じゃ、責任を取らなけりゃいけねえ……!
そして、取り返すには時間がかかる……ほっときゃ全部解決なんざ『ありえない』んだよ!
それに主人公だからってなんでも上手くいくわけがねぇだろ……
絶対に正義な訳がねぇだろうが! ……必ず勝てるわけねぇだろうが!」
俺はあの時と同じように……しかしあの時より力を込めて拳を振り抜いた!
「現実舐めんな! ファンタジー!!」
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