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武で語るがよい!
六式vs御神流
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さんと恭也曰く、なんでも御神流の修業場なんだとか。

後、得物については刃を潰した小太刀を使用するそうだ。
俺は『真剣でいいですよ?』と発言したが……危ないと怒られた。
というより、士郎さんは今の得物を使うのは少し不満のようだった。

まぁ、それも無理も無い話しだ。
いくら刃を潰したからって、鉄は鉄だ…
当たり所が悪ければ、怪我じゃすまない……それに俺が素手で戦うと聞いて、かなり顔を顰めていた。

「本当に大丈夫なのかい? 神田君。
君は素手だし、やはり……木刀のままでいいんじゃないかい?」

「……俺も父さんと同意見だ。
君の頼みでも、流石に素手では危険すぎるぞ」

「いえ…大丈夫ですよ、お二人とも。
あんな木刀なんて使ってたら、勝負なんて一瞬でつきますし……つまらないです」

木刀が折れました。
なんて事で決着がついたら、興醒めもいいところだ。
お互いにそんな決着は望まないし、迎えたくも無い。

「しかし……」

だが、士郎さんは未だに釈然としない。
こんな調子では、折角色々と変更してもらった意味が無い。

ならば仕方ない……発破を掛けるか。
そう思い…誰も居ない木々に体を向け、右足を大きく回す…。

「―――嵐脚!」

足から繰り出されるのは、横幅2mの斬撃…
その斬撃によって木々の5、6本は倒れていき”ドゴーォン!”という効果音を立てる。

「まさか……」

「父さん、今のは……」

「何、今の……」

「きゅう……(何にが起こったんだ……)」

木々が倒れた後れ、静かになったこの場から士郎さん達の声が漏れる。
高町さんとスクライアは呆けるだけ……
だが…士郎さん達は俺が何をしたのか、わかったようだ。

「鎌風をよび起こせる速度の蹴りがあれば、斬撃を出す事が出来る…
これが俺の六式の一つ、嵐脚です」

「……ここまでの脚力を……一体君はどうやって…」

「それは……修業したからとしか、言えませんね。
それよりも…今のでわかってもらえたと思います……木刀では俺に対抗できないとね」

木刀の原料は100%と言っていいほど、木で出来ている。
その木をあんな風に切り裂き、倒してしまうのだ……もう、木刀でやるとは言うまい。

「あぁ、確かにね。
君に木刀で挑むのは無理だったね……一つ聞いてもいいかい?」

「? ええ、どうぞ」

「君が道場ではなく、外でやりたいと言ったのは……道場の為かい?」

「ええ、そうですよ。
幾分か威力は調整しますが……少なくとも、道場のそこら一帯に切り傷が出来ますからね」

「ははは、そうかい。
子供に気を使わせてしまうとは、僕もまだまだだね」

そう言って、士郎さんは修業場の真ん中の方へと
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