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IS-最強の不良少女-
サボり
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が心配そうな顔をしたのは言うまでも無い。



 昼休みになり響は1人購買で買ったパンを屋上でむさぼっていた。本当は本音に一緒に食べようと誘われたのだが本音の友達らしき子達が少し不安そうな顔をしていたので遠慮し、屋上で食べることにしたのだ。

 屋上といっても貯水タンクがある所であり、すなわち普通なら生徒が上ってはいけないところである。

「それにしても一夏のヤローは思ったとおりの唐変木だな。篠ノ之もいつになったら気持が届くことやら」

 パンと牛乳を交互に食べたり飲んだりしながら響は昼食を食べ終えあお向けに寝転がった。

「母さんに渉元気でやってっかなー。まぁ渉は私よりしっかりしてるし、母さんも心配いらねーか……ふぁーあ……腹いっぱいになったら眠くなってきちまったなちょうど言いや少し寝よう」

 そういうと響は目を閉じ睡魔に身を任せ眠りについた。




「フッフッフ。サボり生徒はっけーん」

 響が寝てから数十分後既に授業は始まっている時間だが響は起きる気配が無かった。だがその響に近づく女子生徒が1人。

「こんなところで無防備に寝てるなんて。お姉さんに襲ってくれと言ってるようなもんだよー」

 女子生徒は響の前まで来ると顔を近づけ始めた。

「ムフフ〜。じゃあお姫様にお目覚めのちゅーを……」

「何やってんだてめぇ……」

 そこまで言ったところで響が目を覚ました。女子生徒は驚き後ろに大きくのけぞった。

「おわぁ!?びっくりしたー!!急に起きないでよ」

「そりゃあこっちのセリフだっての。アンタ誰だよ」

「ん?知りたい?」

 少女はドヤ顔で響を見つめる。響もそれに相当イラついたのか昨日と同じように殺気を迸らせる。

「いいから答えろ面倒くせぇ」

「もう。ちょっとしたお茶目じゃない。まぁそれは置いといて……私が誰かだったよね?私の名前は更識楯無。このIS学園の生徒会長よ!」

 そういうと楯無は懐から扇子を出し広げると口元を隠すような仕草をする。扇子には大きな文字で「ドンッ!!」書かれていた。

 響は相手が生徒会長だということを気にせず続けて聞いた。

「それで?その生徒会長様がこんな時間に何やってんだ?もう授業始まってるぜ」

「それを言うならあなたもでしょ?世界初のIS適合ランクSSの鳴雨響さん?」

 楯無が言った瞬間響は楯無から距離を取り身構えそして楯無を睨みつける。

「なんでそのこと知ってんだアンタ」

「んー。生徒会長だから!……なぁんて冗談だけどねー。貴女の秘密を知っているのは私だけじゃないわ。学園長はもちろん、担任の織斑先生に副担任の山田先生。そして生徒で知ってるのは私だけ」

「生徒に秘密なことバラしちまうな
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