第39話 魔帆良は悪魔達と戦うようです
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
レヴィが居た。・・・・・なんで?
「妙な騒ぎを起こすのもどうかと思ってな。結界が解けたようだから様子を見に来たんだ。」
「そうなんだ〜。えへへ、久しぶり〜♪」
やっぱりレヴィは優しいな〜。地獄にいた時からずっと。
って、そうだ。愁磨に頼まれてたんだ。
「ねね、レヴィ。最近悪魔がすっごい来てたんだけど、地獄で何かあった?」
「ん、実は魔王が新しく一人入ったんだけれど、
そいつが魔人殿となんやらで、祭りの前菜とか何とか言ってたよ。」
あ、ボクの代わり?がやっと入ったんだ。
っていうか愁磨、魔王になるような人と知り合いなんだ・・・。
元魔王とか元大天使長とか居るから今更だけど。
「そういうお前は、魔人殿とはどうなって――何者だ。」
「ふぇ?」
レヴィが魔力を飛ばした先を見ると、ガサガサって草むらが揺れて、
大きな杖をこっちに向けて出てきたのは―――
「どう言う事ですか、もみじさん……いえ、悪魔!」
「あらー、ネギせんせー。」
Side out
Side ネギ
地獄にいた?悪魔?魔王?今までの話からすると、もみじさんは元魔王で、隣の人は現魔王。
だったら・・・!
「魔王さんなら、分かる筈です!!……六年前、ウェールズで僕の村を襲った悪魔達を!!」
「六年ま――ッ!?」
"六年前"に、もみじさんが反応する。……やっぱり、この人達は知っている!!
「もみじさん!!教えてください、そいつらは―――」
「知ってどうする、人間。」
「決まってます!村のみんなの敵を討つんです!!」
もみじさんを庇うように立った紫色の髪の女の人に、杖を向けたまま、言い放つ。
「そうか……。その仇とやらはな、ここにいるもみじ……
アスモデウスが率いていたのだよ、人間。」
「―――ッ!!『魔法の射手 連弾・雷光の200矢』!!」
聞いた瞬間、体が勝手に呪文を唱え、雷を纏った光の矢が
アスモデウスともう一人の魔王を襲う。
貫通と麻痺を持った矢が200本も当たれば、魔王といっても―――
「……やれやれ、戦の作法も知らんのか。」
「そんな……無傷!?」
「人間にしてはかなり多い魔力のようだな。しかし、私には効かない。ただそれだけだ。」
くそっ、なんで、なんで邪魔をするんだ・・・!!
あいつを倒せば、みんなの仇を討てるのに!!
「邪魔をするなぁぁぁぁぁ!!『穿つ聖天』!!」
ガィィィン!!
「ほう、『悪魔喰らい』の技か!こ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ