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少年は魔人になるようです
第39話 魔帆良は悪魔達と戦うようです
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レヴィが居た。・・・・・なんで?


「妙な騒ぎを起こすのもどうかと思ってな。結界が解けたようだから様子を見に来たんだ。」

「そうなんだ〜。えへへ、久しぶり〜♪」


やっぱりレヴィは優しいな〜。地獄にいた時からずっと。

って、そうだ。愁磨に頼まれてたんだ。


「ねね、レヴィ。最近悪魔がすっごい来てたんだけど、地獄で何かあった?」

「ん、実は魔王が新しく一人入ったんだけれど、

そいつが魔人殿となんやらで、祭りの前菜とか何とか言ってたよ。」


あ、ボクの代わり?がやっと入ったんだ。

っていうか愁磨、魔王になるような人と知り合いなんだ・・・。

元魔王とか元大天使長とか居るから今更だけど。


「そういうお前は、魔人殿とはどうなって――何者だ。」

「ふぇ?」


レヴィが魔力を飛ばした先を見ると、ガサガサって草むらが揺れて、

大きな杖をこっちに向けて出てきたのは―――


「どう言う事ですか、もみじさん……いえ、悪魔!」

「あらー、ネギせんせー。」

Side out


Side ネギ

地獄にいた?悪魔?魔王?今までの話からすると、もみじさんは元魔王で、隣の人は現魔王。

だったら・・・!


「魔王さんなら、分かる筈です!!……六年前、ウェールズで僕の村を襲った悪魔達を!!」

「六年ま――ッ!?」


"六年前"に、もみじさんが反応する。……やっぱり、この人達は知っている!!


「もみじさん!!教えてください、そいつらは―――」

「知ってどうする、人間。」

「決まってます!村のみんなの敵を討つんです!!」


もみじさんを庇うように立った紫色の髪の女の人に、杖を向けたまま、言い放つ。


「そうか……。その仇とやらはな、ここにいるもみじ……

アスモデウスが率いていたのだよ、人間。」

「―――ッ!!『魔法の射手(サギタ・マギカ) 連弾・雷光の200矢(セリエス・フルグラーリス)』!!」


聞いた瞬間、体が勝手に呪文を唱え、雷を纏った光の矢が

アスモデウスともう一人の魔王を襲う。

貫通と麻痺を持った矢が200本も当たれば、魔王といっても―――


「……やれやれ、戦の作法も知らんのか。」

「そんな……無傷!?」

「人間にしてはかなり多い魔力のようだな。しかし、私には効かない。ただそれだけだ。」


くそっ、なんで、なんで邪魔をするんだ・・・!!

あいつを倒せば、みんなの仇を討てるのに!!


「邪魔をするなぁぁぁぁぁ!!『穿つ聖天(ラゥゾ・ヴェチェクニクタ)』!!」
ガィィィン!!
「ほう、『悪魔喰らい』の技か!こ
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