第16話
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この後、ファッションショーのようになったのは言うまでもないだろう。なぜか三人とも張り合っていた。水着ではなく紐としか思えないもの。隠すべき部分を申し訳程度にしか隠さないマイクロビキニ。その他V字のやつ(スリングショットというらしい)などの刺激の強い水着ばかりが僕に見せられた。
刺激が強いので目をそらすのだが、ちゃんと見て感想を言いなさいと言うありがたい言葉が目をそらすたびに言われた。
役得と言えば役得なのだが、メイド服を着ていることを考えるとちっとも嬉しくない。そもそも、僕が男だと言うことをわかっているのだろうか?
いや、一回試着室に連れ込まれそうになったので、男と見られてないんだな。
ちなみに、三人ともかったのはビキニだった。マイクロビキニを買おうとしていたのは止めましたよ。
リアス先輩は布地の少ない赤いビキニ。朱乃先輩は白いビキニ。ゼノヴィアは青いビキニとパレオを購入していた。やはり、三人ともスタイルがいいので水着が映える。兄さんが前かがみになるのは必須だ。
水着を購入した後は、他のお店を周って何か欲しいものがないか見たりした。僕の持つ荷物がどんどん増えていったのは仕方のないことだろう。
それと店内にいる内はよかったが、外に出ると気温が高くてきつかった。メイド服は熱がこもるので、本職の人は夏場は大変だと実感した。ミニスカートだったらもっとよかったのだろうけど、死んでもミニスカートはお断りだ。
ああ、あと今回の水着のお金は僕が払うことになった。油断してたね。リアス先輩が自分で買うもんだと思ってたら、『ナギ、お会計よろしくね』って言ってくるもんだから。確かに、お嬢様が払うよりメイドが払う方が従者と主の関係だったら間違っていないと思うけど・・・・・・。しかし、布地が少ないのにそれなりに値が張るのは水着の謎だよね。まあ、迷惑かけたお詫びだと思って買いましたよ。メイド服とかよりお財布が軽くなることの方がきつかった。
Side out
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Side リアス
「おつかれさま」
「ありがとうございます」
日が暮れてきたところで、本日はお開きとなり、私たちは家に帰った。
ナギとのデートは最初はよかったけど、途中から朱乃とゼノヴィアがきたせいでうやむやのような感じになってしまった。これでは女友達の買い物に男が荷物持ちで参加したようなものだ。
ナギはイッセーと違って性欲が強いわけではないけど、今回の水着の購入で少しは誘惑できたと思うわ。それにこの水着はナギが私に買ってくれた初めてのものだから、うれしくもある。
「ねえ、ナギ?」
「なんですか?」
メイド服を未だ
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