暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜銀白の剣士〜
第16話
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
持っていないな。ついでだし、買って行こう」

 私たちも水着を買うことが決定した。しかし、勝手がいまいちわからない。どういうものを選べばいいのだ?

「あら、リアスが試着室に向かったわ」

 おお、いいタイミングだ。こういうのは人の意見を訊くべきだからな。せっかくなのでナギの意見を聴いてみよう。

「ちょっと、ゼノヴィアちゃん!?」

 副部長が声をかけてくるが気にすることはない。偶然を装えばいいのだからな。


Side out





■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■





Side 渚


「こんなところで何をしているんだ? それにその格好も・・・・・・」

「ゼノヴィア、それに朱乃先輩」

 声をかけられたので、振り返るとそこには見知った二人がいた。

「奇遇ですわね」

「そうですね。それにしても、珍しい組み合わせじゃないですか」

 あまり接点があったと思えない二人が一緒にいることに少し驚く。

「なに、偶然ばったりと会ってな。買い物に付き合ってもらっているのさ」

 手に提げたバックから、購入したものを見せてくれた。

「待たせたわね――――なんでここにいるのかしら?」

「学校用の水着しか持ってないので、買おうと思ったのさ。そしたら、ナギがいたものでね。副部長は私に付き合ってくれてな」

 着替え終わったリアス先輩が試着室のカーテンを開ける。しかし、そこには僕だけでなくゼノヴィアと朱乃先輩もいたので、疑問に感じたようだ。

「そうなの、偶然ね(この二人・・・・・・あとをつけてきたのかしら?)」

「ところで、ナギのその格好はなんだ?」

「先日の事件の罰よ。買い物に付き合わせるだけじゃ、足りないと思って着させたの。それより、どうかしら?」

 僕がメイド服の理由を説明しながら、リアス先輩が水着の感想を求めてきた。いつぞやの裸エプロンの感想を求められたときよりは簡単だな。

 リアス先輩が着ているのは、切れ込みが鋭いワンピースの水着。色は髪に合わせた紅。太ももがまぶしいです。似合っています。でも・・・・・・・。

「似合ってはいるんですが、あんまりリア―――お嬢様のイメージと合わない気がします」

 正直な感想を述べる。名前で呼びそうになったので、修正した。

「そうね。私もそれは感じていたわ。これはやめましょう」

 そう言って、リアス先輩は再び試着室に引っ込んだ。てか、自分でもそう思ったのならなぜ着たんですか? う〜ん・・・・・・女性というのは謎である。

「あらあら、せっかくですから、私もナギくんに見てもらいましょうかしら」

「賛成だ。ナギ、しっかりと見てくれよ?」

 
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ