第15話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
「ただ?」
「今度、私に学校を案内してほしい」
「はい!」
二人とも笑顔になっている。友達まであと一歩というところだろう。
「聖剣デュランダルの名にかけて。そちらの聖魔剣使いとナギと戦いたいものだ」
「いいよ。今度は負けない」
「うん。受けて立つよ」
僕と祐斗に投げかけられた言葉に、笑顔で返事をした。
「それと・・・・・・」
何か言いたげなゼノヴィアに僕は首をかしげる。
「ナギ、よかったら私と子供を作らないか?」
その発言に部室の温度が下がった気がした。
突然の言葉に顔が引きつっている僕、祐斗、小猫ちゃん。刺激的な言葉に鼻血を出している兄さん。顔を赤くしているアーシアさん。表情が険しいリアス先輩と朱乃先輩。
後者二人から発せられるオーラが部屋の気温をどんどん下げている。
「神に仕えていた時は女の喜びは捨てたのだが、今は悪魔だ。なので、私はさっき考えて、子供を作ろうと思ったのだ」
うん、なんで僕なのかな?
「そして、子供には強くなって欲しい。そこで適任なのがナギ、キミなんだ。コカビエルを倒した一撃はすばらしかった。だから、協力してくれないかい?」
どう答えたらいいんだろうね、これ? いろいろな段階をすっ飛ばしていることを自覚しているんだろうか?
僕を見つめてくるリアス先輩と朱乃先輩が恐い。返答を間違ったら何をされるかわからなかった。
とりあえず、この後に起こったカオスについてはあえて語らないことにしようと思う。誰も幸せにならないから・・・・・・・・。
Side out
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ