暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜銀白の剣士〜
第13話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

 それでも、僕の一撃を彼は受け止めた。本当に大した「はぐれ悪魔祓い」だ。

 それでも、彼のエクスカリバーを覆うオーラは、僕の聖魔剣のオーラによってかき消されていく。

「ッ! その駄剣が、本家本元の聖剣を凌駕すんのか!?」

 驚愕の声を出すフリード。

「それが真のエクスカリバーならば、勝てなかっただろうね。でも、そのエクスカリバーでは、僕と同志の想いは断ち切れない!」

「チィ!」

 舌打ちをして、彼はバックステップをする。

「伸びろぉぉぉぉぉぉ!」

 エクスカリバーが無軌道に激しく動きながらこちらに迫ってきた。これは・・・・・・『擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)』か!

 四本の聖剣を合わせたんだから、四本の能力を使えるというわけだね。さらに先端から分裂して、高速で迫ってくる。こっちは『天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)』か。

 三次元的な攻撃をすべて防いでいく。殺気が読みやすいので対処が楽なのだ。

「なんでさ! なんで当たらねぇぇぇ! 無敵の聖剣様なんだろぉぉぉぉぉ!」

 どうやら、彼も焦り始めたようだ。

「なら、こいつも追加で行ってみようじゃねぇかぁぁぁぁ!」

 聖剣の先端が消えた。『透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)』の透過能力だろう。だけど、さっきと変わらず殺気が読みやすいのだから、見えなくても関係ない。

 透明な刀身と僕の聖魔剣が火花を散らす。僕は彼の攻撃をすべていなした。

「ッ!」

 目元を引きつらせ、驚愕するフリード。

「そうだ。そのままにしておけよ」

 横殴りにゼノヴィアが乱入してきた。左手に聖剣(エクスカリバー)を持ち、右手を宙に広げる。

「ペトロ、バシレイオス、ディオニュシウス、そして聖母マリアよ。我が声に耳を傾けてくれ」

 言霊を唱えるゼノヴィア。なにをするつもりだ?

 疑問を抱きながらゼノヴィアの方を見ると、彼女の周囲の空間が歪んでいた。そして、彼女はその歪みに手を突っ込み、そこから1本の聖なるオーラを放つ剣を引き出した。

「この刃に宿りしセイントの御名において、我は解放する。――デュランダル!」

 デュランダル! エクスカリバーに並ぶほど有名な聖剣だ。切れ味だけなら聖剣の中でも最強の剣。なぜ、彼女が?

「デュランダルだと!」

「貴様、エクスカリバーの使い手ではなかったのか!」

 バルパーだけでなくコカビエルもが驚きを隠せないようだ。

「残念。私はもともと聖剣デュランダルの使い手だ。エクスカリバーは兼任していたにすぎない」

 そう言って、彼女はデュランダルとエクスカリバーを構える。聖剣の二刀流だ。

「バカな! 研究はデュ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ