第7話
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言葉にすると難しいが、間違ってはいないと思う。概ねこんな感じだ。
「我で、いい?」
「僕から言ってるんだ。嫌なんて言わないよ」
差し出しっぱなしの手を上下に揺らして握手を促す。
さすがに握手は知っていたのか、オーフィスは差し出された手を握った。
「よろしく、オーフィス」
僕はオーフィスの手を放す。オーフィスは握手をした右手をじっと見つめていた。
「とりあえず、連絡先を教えるから。何かあったら連絡してくれればいいよ。まあ、なくてもかまわない。気軽に連絡していいから」
ケータイの番号を持っていた紙に書いて渡した。友達なんだ、連絡先くらい教えるべきだろう。
「わかった。何かあったら連絡する」
「それじゃあ、僕は用事があるからこれで」
今はフリードの捜索の途中だ。あまりサボるのもよくないだろう。
「我もそろそろ戻る」
会計を済まし、オーフィスとファミレスの前で別れる。
「さて、どうしようかな・・・・・・・」
いろいろな想いが詰まったつぶやきがもれた。オーフィスと友達になるという予想外の出来事が起こった。それが今後にどう影響するか全くわからない。
「・・・・・・まぁ、なるようになるだろ」
とりあえず、そう結論付けて、僕はフリードの捜索に戻った。
ちなみにちょっと打算があったとはいえ、家に帰ってからオーフィスに言った発言を思い出して、恥ずかしさで悶絶。ベッドで転げ回ったことを追記しておく。
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