暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜銀白の剣士〜
第7話
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
扱いだよね? 何この選択肢!? どっち選んでも危険だろ!?)

 内心とても動揺しながら、なんとか口を開く。

「と、とりあえず、こんな所じゃなんだから、どこかでゆっくり話そう」

「わかった」

 僕にできたのは少しの間、問題を先送りにすることだけだった。





■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■





 移動してやってきたのはどこにでもファミレスだ。ただ、オーフィスの格好のせいで目立ってはいる。僕は、着ていた神父服を脱いで制服に戻っている。

「それで・・・・・・なんで力を貸してほしいのかな?」

「我はグレートレッドを倒したい。そして、静寂なる世界へ戻りたい」

 とりあえず、メニューを見てオーフィスがガン見していた、チョコレートパフェと飲み物を頼んで話を進める。

「静寂なる世界?」

「次元の狭間。我の故郷」

 ふむ。自分の家に帰りたいけど、そこには他のドラゴンがいるから戻るために力が必要・・・・・・と言うことか。・・・・・・ホームシック?

「え、えと、僕以外にそういう仲間はいるのかな?」

 オーフィスはしばし考えるようなそぶりを見せる。

「仲間ではないけど、グレートレッドを倒すのに力を貸すから、力を貸してほしいと頼まれたから、それに同意している」

 おそらく『禍の団(カオス・ブリゲード)』のことだろう。そもそもの疑問なのだがグレートレッドを倒さないと、そこに住めないのだろうか?

「どうしても、そのグレートレッドを倒さないといけないのかい?」

 オーフィスは無言でうなずいた。

「協力してくれてる人たちは何をしてるのさ?」

「我は知らない。興味がない」

 あ〜・・・・・・・。思いっきり利用されてるわけか。

「お待たせしました。チョコレートパフェです」

 お姉さんが注文していたパフェを持ってきた。

「ごゆっくりどうぞ」

 お姉さんはパフェと伝票を置いて去っていた。僕はパフェをオーフィスの方に移動させる。

「?」

「食べていいよ」

 どうやら、オーフィスは僕が食べると思っていたらしい。しかし、僕がオーフィスの方にパフェをやると、スプーンで食べ始めた。

「おいしいかい?」

「・・・・・・・・(こくん)」

 無表情のように見えるが、少しだけ笑みを浮かべているように見えた。外見相応に甘いものが好きなのだろうか?

 そのまま、オーフィスは一心不乱にパフェを食べ続けた。少しだけほほえましく感じたのは胸にしまっておこう。

「それで、力を貸してくれるのか?」

「そんなことより、少しじっとしてて」

 そう言いながら、備え付けらえているナプキン
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ