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ラドゥの更新停止作品&短編作品集
第一話 鬼道流ですか
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・・・・・・辛かったなあ。

転生物にありがちな羞恥プレイもそうだったが、父さんが何回も俺にキスしてきたり、はやく自分で行動したいから、一生懸命立ちあがったんだよなあ。・・・・・・生後三カ月くらいに。
今思えば、いくらなんでも早すぎたよな、ハイハイの段階飛ばしてるもんな。
普通の家族なら気味悪がられても仕方ないはずなんだけど、家の家族はすげえ喜んでくれたなあ。・・・・・・はしゃぎすぎた父さんを、母さんが地面にたたきつけた場面をみたとき、絶対に母さんには逆らわないようにするって誓ったけなあ。


「(遠い目でどこみてるのかしら、この子)大丈夫、四季君?」

おっと、思い出にふけっていたら、母さんに心配されてしまった。

「すいません、大丈夫ですよ母さん。父さん話の続きを。」

「そうね。それでね四季ちゃん。あなた、武術をならう気はあるかしら?」


俺はそんな父さんの言葉を不思議に思う。


「武術って・・・、一体なぜ?どういうことですか?」



俺たちが住んでいるこの川神市は武士の末裔たちが多く住んでおり、そのため武術が盛んな街なのだが、我が家はごく普通の自営業の居酒屋。武術とはまったくの無縁のはずなのだが・・・。


そんな俺の言葉に答えたのは父さんではなく母さんだった。


「実はね、四季君には黙っていたけれど我が家はある武将の血をひいている家系でね?それでちょっと特殊な武術を先祖代々受け継いできているのよ」

ま、血をひいているのは父さんだけだけど母さんは続けた。

「へ〜、それは知りませんでした」

まあ、それほど不思議でもないか?有名か無名か問わなければ武士の血をひく人間はこの川神市にはたくさんいるみたいだし。

「ところでその俺たちが血をひいているっていう武将って誰です?」

「呂布奉先よん♪」

「・・・はい?」

え?今なんて言ったんだこの人。なんかあり得ない名前を聞いた気がするんだが・・・。


「えっと、すいません。よく聞こえませんでした。今なんて言ったんです?」


俺がそう聞き返すと父さんは笑顔で再び口を開いた。









「私たちの御先祖様は呂布奉先だっていったのよん」







「・・・え」

「え?」


「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?」











☆ ☆









“呂布奉先”。その名はあまりにも有名だ。

たぶん歴史をあまり知らない人でも名前くらいは聞いたことがあるはずだ。

中国の実際の歴史を元にして作られ
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