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真剣で武神の姉に恋しなさい!
双剣完成
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そうな顔をした。

「瑠奈。双剣は大丈夫?」

「うん。すっごくしっくりくるかんじがするよ」

 そう答えた瑠奈は双剣を右に左に持ち替えたりしている。その手さばきたるやまるで何年も扱っている達人のようだった。

「こっちの袋も同じだけど……これは?」

「そっちは刃を潰してない方じゃな。そっちは普通に物が斬れるぞい」

「じゃあこっちはじじい持ってて。まだ瑠奈に持たせるには速いでしょ」

 千李が言いながら瑠奈を一瞥すると瑠奈の額に汗が滲んでいた。

「瑠奈!」

 その場にいた全員が駆け寄ると瑠奈は少し荒めの呼吸をしていた。

「いかん!気を使いすぎじゃ。千李瑠奈に眼帯をしてやれ」

 鉄心に言われ千李は持っていた眼帯を瑠奈にかけると。だんだんと呼吸が落ち着き始めた。すると瑠奈は糸が切れたように千李の下へ倒れてしまった。

「瑠奈!?大丈夫!?」

「だいじょうぶなんだけど……体がうごかないの」

「少し長い間龍眼を使いすぎたようじゃの。今日はもう休んだ方がよさそうじゃの」

 鉄心が言うことに千李は頷き瑠奈を部屋に連れて行った。

 瑠奈をベッドまで運ぶと既に瑠奈は寝息をたてていた。そこで千李は違和感を覚えた。瑠奈が千李の服を掴んでいなかったのだ。いつもであれば瑠奈は千李の服を掴んだまま眠る。しかし今回は掴むほどの体力も残っていなかったのだろう。

 千李は起こさないように布団をかけると部屋を後にした。



 夕食を終え千李が部屋の近くまで来ると瑠奈の泣く声が聞こえたため千李は急いで部屋に飛び込んだ。

「瑠奈!?」

 名を呼ぶと瑠奈は千李に気付いたのか泣きながら千李に抱きついてきた。

「おがあざ〜〜〜〜ん!!!!」

「どうしたの!?何か怖い夢でも見たの?」

 抱きとめながら千李が聞くと瑠奈は千李の服を掴み離れないようにした。そして瑠奈はしゃくりあげながらも千李に言った。

「ひと……りに……しな……い……で」

 その言葉を聞いた瞬間千李は謝りながら瑠奈をきつく抱きしめた。瑠奈もそれに答えるように千李をすがり泣き叫んだ。

 ……私はなんて馬鹿なことをしたんだ。瑠奈がいつも寝る時私の服を掴んでいた理由なんて少し考えればわかるのに。

 瑠奈は極楽院にいた頃から1人で眠ることを嫌がっていたらしいその理由は教えてくれなかったらしいが千李はこれで確信した。

 ……瑠奈は起きた時1人でいたくなかったのね。きっと起きた時隣に誰かいることで安心感を得ていたのね。それをわかってやれないなんて母親失格もいいところだわ。

「ごめんね瑠奈。今度からは絶対1人になんてしないわ」

 そういいながら千李は瑠奈の背中を静かに撫でる。千李は瑠奈
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