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真剣で武神の姉に恋しなさい!
双剣完成
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は念をと言ったところなのだろう」

 英雄の答えに千李は小さく頷くとその場を後にした。




 英雄と別れた千李は購買で昼食を買い一年の由紀江のところに向かった。1ーCの教室まで辿り着くと千李はまっすぐに由紀江の元に向かうと由紀江の前の席に腰を下ろした。

「やぁまゆっち。一緒させてもらうよ?」

「は、はい!いいですよ!?」

 かなり動揺していたが千李はニヤニヤとしながら由紀江に聞いた。

「友達の方はどう?出来そう?」

 そう問われた由紀江の瞳から光が消えた。

「……いえあまり進展はないです」

「おいおい!何してくれてんだよ先輩。ウチのまゆっちがどんよりムードかもし出し始めちまったじゃねーかコノヤロウ!!」

 由紀江のどんよりムードに気付いた松風が千李に抗議の声を浴びせてくるが千李はそれを苦笑いしながら受け取っていく。

「まぁねー。確かに今のままじゃきついかもねー。でもここだけの話私も小さいころは友達なんていなかったわよ?」

「え?でも大和さんたちとは小学生のころからの友達なんじゃ?」

 千李の言葉に由紀江が怪訝そうな声を上げる。確かに由紀江が大和に聞かされた話では千李は既に小学生のころから大和たちと遊んでいたことになっていた筈だしかし、千李はそれを違うといっているため疑問に思ったのだ。

「ああ、まぁそうっちゃそうなんだけどねー……えっと何から話せばいいかな。私はね――――」

 そこまで千李が言ったところで予鈴が鳴り響いた。

「ごめんこの話はまた今度ね。次の金曜集会の時にでも話してあげる。じゃあまたねまゆっち」

「あ、はい!また!」

 由紀江に手を振りながら千李は自分の教室に戻っていった。



 放課後になり前と同じようにノルマを終えた瑠奈が千李を迎えにやって来た。千李が瑠奈を抱きとめ肩車をしたところで1人の男が話しかけてきた。その男の外見的特徴を言えば……ハゲだった。

「お初お目にかかります私2−Sの井上準と申します以後お見知りおきを」

「あー君か百代と昼のラジオやってんの。それでなんか用?」

 千李が怪訝そうに聞くのと同じように瑠奈も首をかしげる。

「はい!失礼ながらそちらの可愛らしいロry……お嬢さんは?」

 ……いまロリって言いかけなかったか?

 若干の違和感を覚えながらも千李は応対する。

「この子は私の娘の瑠奈って言うのよ。ほら瑠奈挨拶」

「こんにちわー。お兄さん」
 
 瑠奈が満面の笑みで言うと準は何かに打たれたかのような動きをとった。

 ……やっぱりコイツって。アレか。

「どうしたの井上君?」

「い、いえ少し持病の腰痛が痛み出しまして」

「だいじょうぶ
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