第五十層ボス攻略戦その一
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クラディールサイド
五十層攻略は、困難を極めた。
「も、もう駄目だ!転移!」
このように、勝手に離脱する連中が続出したのである。
「落ち着いて!陣刑を組み直すの!」
「まだ勝機はあるわ!皆頑張って!」
アスナやリリーナが必死に呼びかけるが、どれも効果があるとは思えない。
「「「「うおおおぉっ!」」」」
前線に立っているのは、もはや俺、シュミット、エギル、キリト、ヒースクリフの五人だけ。
元々の状況が状況だった。このままではこの千手菩薩の攻撃に押し潰されてしまう。
「まだだっ、諦めるな!」
ヒースクリフの一声は、まるでアインクラッド全域に響いたようだった。
「みんな、遅れてすまねぇ!応援を連れて来た!」
クラインの声、風林火山の連中は、一旦離脱して逃げた攻略組達を説得して来たのだ。
「皆、すまなかった!今加勢するぞ!」
彼らの瞳には、覚悟の炎が確かに燃えていた。
「さて、キリト君、クラディール君、行くぞ!」
ヒースクリフの一声で、全員がボスに突貫して行ったーーーー
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