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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
テイルズオブドラゴニア・5
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わね」
確かに超大型ロストロギアはあれ以来まったく音沙汰も手がかりもない。最初からお手上げ状態だ。
というかその意見に全面賛成したいと内心思っているリンディ。正直、作戦立案担当の口からはっきり言い切ってもらえると非常に気が楽だ。仮に見つかったところであれは恐らく人類の手に余る存在だろう。ならばいっそのこと二度と出てこないでくれればそれでいい。
「さて、次に何度か発動している未確認ロストロギアだが・・・取りあえず日本という島国の海鳴という町の範囲内に発動場所が集中している。こっちは現地に入って調査するしかあるまい」
「そうだな・・・何せそちらも全く情報がないに等しいからな」
「あ、地球出身であるグレアム提督の情報網によると、地球では例の超大型以外に大きな騒ぎは起きていないことからそれほど影響力の大きいモノでない可能性があるそうです」
「それも含めて要検証、ってコトでしょ?結局のところ何もわかってないんじゃない」
「というかグレアム提督が協力してくれるんですか?」
というかこの2件は無い無い尽くしの至れず尽くせず情報ゼロなのだからとにかく地球に行ってみないことには何一つ始まらないのだが。
「ま、その点で3件目の方は割と状況がはっきりしてるんだがな・・・ほれ、データ」
「これはまた・・・」
約1週間前、遺跡発掘で有名なスクライア一族によって発掘された封印済みロストロギアを輸送していた船が何者かの魔法射撃を受けて中破。輸送中のロストロギア≪ジュエルシード≫計21個が封印処理が不安定になったまま管理外世界”地球”の町、海鳴市周辺に落下した、というもの。
ジュエルシードは非常に不安定な願望装置であり、意志の存在するものすべての強い願いに反応し、対象のイメージを元に勝手に”奇跡”を起こすらしい。複数同時発動すれば次元震や時空断層を引き起こすほどの魔力を放出する可能性があるらしい。
ロストロギアはそれ自体がそう頻繁に見つかるものでもないというのに、それが同一の管理外世界の同一の都市にほぼ時期を同じくして3件重なるというのは異例の事態だ。
データを見たハラオウン親子の表情は険しい。管理局に連絡をよこしたユーノ・スクライアという少年は通報後すぐに音信不通。それに加えて”何者かの襲撃を受けた”という情報が不安を増大させる。襲撃者の目的はほぼ確実に輸送機の積まれたジュエルシードだろう。でなければ管理局専用のロストロギア輸送ルートを特定できるはずがない。下手をすればその襲撃者に現物を抑えられている可能性だってある。
対照的に三人衆の顔は”またか”と言わんばかりのしかめっ面。
「またスクライアなのね・・・」
「連中どれだけやらかせば気が済むんだろーな?」
「良くも悪くも自分に正直、では済まないんだよねぇ・・・」
「え、どうい
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