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MASTER GEAR 〜転生すると伝説のエースパイロット!?〜
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サイクロプスのコックピットの中でハジメが呟くようにリンドブルムに呼びかけると、鈍い音をたてて天井にある格納庫のハッチが開き、次に床がせりあがっていく。
「凄い……。これがサイクロプスから見た宇宙……あっ」
ブゥン。
解放されたハッチから宇宙に出たハジメが周りを見ていると、サイクロプスの前にいくつもの光の輪、機体を加速させて発進させるカタパルト・リングが一列に並んで現れる。カタパルト・リングを前にしたハジメは、その胸に興奮と不安を渦巻かせながら静かに、だがはっきりと自分の願いを口にした。
「……サイクロプス。発進するよ」
『………!』
パイロットからの命令を受けてサイクロプスのカメラアイに光が宿り、背中と両足にあるバーニアが火を噴き、鋼鉄の巨人は宇宙へと飛び出した。
ゴオオッ!
「うっ! ぐぅ……!」
発進したサイクロプスがカタパルト・リングの加速を受けて緑の弾丸となって宇宙空間を飛ぶ。そのコックピットでハジメは加速による重圧に必死になって耐えていた。
「これが加速による重圧……! ゲームでは絶対に感じられない感覚……!」
体を押し潰すような重圧にハジメは辛そうに、しかしどこか楽しそうに呟く。重圧は確かに辛いがそれでも耐えられないほどじゃない。
「もしかしたらこの転生した体、以前の体とは比べ物にならないくらい頑丈なのかもしれないな……」
その証拠にハジメの体は徐々に重圧に慣れてきて、飛びながら周りを見る余裕も出てきた。そして余裕が出てくるとハジメは自分がマスターギアに乗っているという実感を感じるようになった。
強大な力を持った巨人の体を意のままに操り、無限に広がる宇宙を加速しながら飛んでいる。まるで全能の存在になったかのような充実感がハジメの興奮とサイクロプスの速度を加速させる。
興奮したハジメはそれからしばらくの間、サイクロプスで宇宙空間を縦横無尽に飛び回った。機体を加速させたり進路を変える度に重圧が容赦なく体に襲いかかってくるが、ハジメはそれを気にすることなく飛び続け、時間にして三十分くらいが経ってようやく飛び疲れた彼はリンドブルムに戻ることにした。
「ふぅ、そろそろ戻るか。いい加減リンドブルムの中も調べないといけないし……」
ビー! ビー!
リンドブルムに戻ろうとした時、突然コックピット内部に警報が鳴り響き、モニター化した右の壁に六つの光点と文章が映し出された。
「なんだコレ? 見たこともない文字だけど……あれ? 僕、分かる!?」
モニターに映し出された文章は日本語でも英語でもない今まで見たこともない文字で書かれていたが、何故かハジメは文章を読むことができた。しかし今の彼はその事実よりも、文章の内容の方
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