暁 〜小説投稿サイト〜
俺と現実とファンタジー
part10 特訓 そして 疑問 
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
「ほれ!もっとシャキッとせんか!だらしない!」
「無理に決まってんだろ……早朝から筋トレさせんじゃねぇよ……
……しかも、とんでもないほどのオーバーワーク気味な内容だしよ……
腹筋200回とか腕立て伏せ200回はまだ(納得いかないが)わかる……
…だけど、50km走ってこいは無しだろ……しかも制限時間有り……」

しかもこれが三日間毎日だ……死ぬわ……
まあ、こんな無茶なトレーニングをさせる理由はわかる……

「何言うとるか! お主は確かに運動神経はいいがそれだけでは足りんのじゃ!
これからお主は人外共と戦うやもしれんのだぞ!
無効化ばかりに頼っていては肝心な時に相手を仕留め損なうことになるんじゃ!
幸い、見た感じじゃがお主にはまだまだかなり伸びしろがある!
だから今のうちに鍛えられるだけ鍛えるんじゃ!
常人より少し強いだけでは意味がないのじゃ!」

そう……シャグリーンが言った通り、俺は運動神経はいいが言ってしまえばそれだけなのだ。

今のままでも茶髪や、金髪オッドアイのような能力やファンタジーな補正に頼っているだけの
ひょろっちい奴には勝てるだろう……
だが、相手の人外が人間としてみてもある程度強かったら?
かなりの人数で攻めてきたり、現実にも有る銃などで攻撃してきたら?
…前者はなんとかなるかもしれない……だが後者は今のままでは絶望的だ
…それに俺は相手に『格闘戦ができる程』近づかなければならない。
相手が俺を舐めきっていたりした場合はいい、しかし油断しないやつだったり
遠距離から攻撃してくる奴は、最悪の場合逃げられてしまうおそれがあり、
そいつが絶対に逃がしてはいけない奴だったりしたら取り返しがつかなくなる。

「ほれ、休んどる時間はないぞ!次は能力の特訓じゃ!」
「……あいよ……くそっ……」

少しは休ませろってんだよ……




「……むぅ……っ」

俺は正拳突きの構えを取り、目を閉じる。
色々試したが、これが一番集中できるな……

「よいか……、流れを感じるのじゃ……力の流れをな……
お主の場合は血の流れを感じるような感覚が良いやもしれん……
……血の流れを感じるように、力の流れを感じるんじゃ……」

血の流れを……感じるように……

「………っ!」

……今……微かにだが感じた……!
これが俺の力の流れか……!?
……ちっ……消えちまった……

「駄目だ、掴んだと思ったら消えちまった……クソッ」
「そうか……じゃが、最初よりは進歩したの」
「ああ、最初は何も感じ無かったからな」

これは能力の出力を操るための特訓らしい
最初はこの特訓方法は俺の能力に引っかかり、何もできないんじゃないかと思ったが
シャグリーンに、

「お
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ