part4 正体 そして 怒り そして 勝利
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……さてと、俺の力がファンタジーを無効化するという、
ファンタジー世界では反則に近い力だと判明したはいいが……
「本当に……何なんだよ、お前…!」
目の前で睨んでいる(多分、殺気を放っている)茶髪の転生者、どうしよう……
「戦うか、逃げるかじゃな。この場合」
そうだよな……よし決めた!
「戦うぞ!」
「ほぅ……てっきり逃げると思ったのじゃがな……理由は?」
「勘違いで殺されかけて腹が立ってんだ!倒せなくても一発は殴る!」
「そうか!ならばその意気をくんで、これをやる!」
うおっ!?なんだ!?眩しいっ!
……ん?なんか手足が重い……
「お主は実質殴る蹴るしかできんからのぉ、これをプレゼントじゃ」
……これは……鉄甲と鉄板の付いた額当てか!?
「しかも、お主の力を流すことができる特別製じゃ!」
「ちょっと待てよ、なんで俺のファンタジー無効化能力で消えないんだ?」
「わしの力の一部は対象外のようじゃのう」
まぁ…なんだっていいか、あいつを殴れるならな!よぅし!
「いくぞ!茶髪野郎!」
「NARUTOの術が効かないなら……これはどうだ!」
うおっ!何が来るんだ!?
やたらこっちを睨んでいるけど、あれはいったい何だ!?
「どうやらONEPIECEの『覇王色の覇気』をつかったようじゃな」
「シャグリーンそれはいったい、どういう能力何だ!?」
「簡単にいえば、敵を気絶させる力じゃ……わしですら今にも意識が飛びそうじゃ……じゃが……」
「……ああ、俺には睨んでるだけにしか見えない……」
これ、漫画とかだったらブワッ!とかそういう演出があるんだろうけど……
…あるんだろうけどなぁ…
「なんだと…これでも、ダメなのか…!?」
俺には何も感じないなぁ……ちょっと虚しい
「こうなったら、格闘戦だ!」
やばっ!油断した!拳をくらっちまう!
「はあぁっ!」
ドゴン!という音がする
そしてバキッ!という音がした……
……当然、茶髪野郎の方から
「ぐああぁっ!?な、何でだ!?今の俺の体はグレートレッドにもらった龍人の体のはずなのに…」
あ〜だからなのね……
鉄板付きの額当てに躊躇なく殴りかかったの……
「現実に龍人なんておるはずないから、威力も強度も人間として換算されたんじゃな。」
茶髪野郎のあの目……怯えてるよな、絶対
「そりゃそうじゃろう、自分の力を全部無効化されたら怯えもするわ……でも、怯えていようと
殴るんじゃろ?」
当たり前だ!
俺は茶髪の胸ぐらを掴み引っぱり起こす
「な、何をする気だ………」
何をする気だ?
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