妖精の尻尾
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どうも、こんにちわ。転生者です。
え?名前が無いって?それは、ギルドに入るときに決めるのさ。
それで今、妖精の尻尾 (フェアリーテイル)の前にいます。
しかも、今より前の記憶もありますしね。
じゃあ、入りますか。
『どうも、こんにちわ。ここのギルドマスターはいますか。』
まあ、口調はおいおい慣れるとして括弧は最初からやっていかないとね。
なにせ、この世界では『球磨川禊』で行くんだから。
あと、周りがうるさい。さすが、暴れまわっているギルドということだけはあるな。
「ふむ、わしじゃが、何の用かな?」
『僕をここのギルド妖精の尻尾 (フェアリーテイル)に入れてほしいんですよ』
「それはいいんじゃが、お前さんは何か魔法を使えるのか?使えんと入ることは出来んぞ」
『ならこれでどうですか?』
そう言って螺子を手のひらに出現させる。
「む、ならいいじゃろ。それからお前さんの名は?」
『球磨川禊です』
「クマガワ・ミソギ?変わった名前じゃの」
『ああ、それは東洋から伝わる名前のあらわし方で球磨川がファミリーネームとなるんですよ』
「ほう、なら禊じゃな。お前さんをここに迎え入れようとしよう。ようこそ、妖精の尻尾へ」
「「「「「「ようこそ、妖精の尻尾へ」」」」」」
おお、すげえ。マスターが言った途端、みんなまで言うとかすげえノリのいいギルドだな原作の知識だけではこんなの分からないぞ。
「おい、そこのお前!俺と勝負しろ!」
おお!ナツだ。本物だ。すげえ!
『君は誰だい?』
「俺は、ナツだ。早く勝負しろ!」
そう言って僕を殴りつけてくる。
そして僕は吹っ飛び柱に当たってそのままずり落ちる。
おいおい、反則じゃねえか。まあ、今から僕はそれだけで行くと思うからいいか。
「おい!新人相手にそれはやりすぎなんじゃねえか」
「さすがにかわいそうだろ」
といった声が聞こえてくるが関係ない。「大嘘憑き」でけがを「なかったこと」にするから。
『うん、確かに強いね』
「な!?お前、怪我が無い!」
「なっ!」
「何!?」
うん、反応はさまざまだね。
『じゃあ、次は僕からだね』
「っ!?」
言い終わった途端、螺子でナツの体の動きを止める。
ナツはいきなり出てきた螺子で体を動かせないようにされて驚いている。
『じゃあ、これで終わりだね。降参する?』
螺子を持って降参を促す。
「そんなわけねえだろ。火竜の咆哮!」
ナツの口から炎が吐き出される。
至近距離から打たれては僕に勝ち目は無いだろうと誰もが思ったことだろう。
まだ、手はある。
殲滅眼 (イーノ・ドゥーエ)を発動させる。
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