第五章 StrikerS編
第百二十八話 『出張任務(4) 出張任務の裏側で。士郎の一日』
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ャラ全開で策謀をし、さらっと攻め込んでこいなどと挑戦宣言を呟いている物騒でとんでもないキャスターだった。
だが、常時思考が桃色で優先度士郎第一なためにまったく邪気を感じられない。
むしろ頼もしさすら感じるほどだ。
近い時期に機動六課に攻め込んで来るもの達よ、後悔するがいい。
ここは悪魔の眷属が数多く住み着いている魔境なり、とな。
◆◇―――――――――◇◆
Side 八神士郎
それからいつものメンバーがいないので少し淋しさを感じる食堂で、通信スタッフのアルト嬢とルキノ嬢、そしてはやての指揮代行を任されているグリフィスが三人揃って食堂へとやってきた。
「士郎さん! いつものお願いします!」
「わかった、アルト。
しかし今日はスバルがいないから張り合う相手がいない事だし量は控えめにしておくぞ。
仮にも女性なのだから色々と気を付けたほうがいいぞ?」
「なにか微妙に失礼な発言にも聞こえなくもないですけど、心遣いありがとうございます、士郎さん」
「ルキノとグリフィスは同じのでいいですか〜?」
「はい、キャスターさん」
「ありがとうございます」
「いいえー。それより二人とも最近仲は進展していますか?」
「そ、それは…!」
「は、話せませんよー!」
キャスターの言葉にグリフィスとルキノの二人は揃って顔を赤くして話すのを拒否している。
まぁ、アースラ時代からの付き合いらしく二人もなかなかに気が合っていてまだ付き合っていないのが不思議なくらいだと噂好きの女性局員達にはまことしやかに囁かれているらしい。
私も食堂という場所にいるからそんな噂話をよく聞くおかげでその事を知った口だ。
ちなみに一番色々な噂をするものは恥ずかしがっている二人の隣でニヤニヤしているアルトと今はいないスバルの二人だったりする。
それからこれといって目立った客は来なかったので食堂は無事終了し私はアインスとツルギを迎えに正面玄関まで向かった。
そしてやってくるとそこにはちょうど受け付けでチェックしている二人の姿があった。
「あ! パパだ!」
ツルギは私を見つけた途端に笑みをこぼし私のところまで駆けてきた。
私もそれを両手で受けとめ思いっきり持ち上げる。
「私がいない間も元気だったか? ツルギ」
「うん!」
そこに遅れてアインスもやってきて、
「士郎、やって来たぞ」
「あぁ、アインス。久しぶりだな」
「そうだな。………それで久しぶりの再会なのだからなにかやることはないのか…?」
なにやら期待の眼差しを送ってくるアインス。
だから私はアインスの頭を撫でながらキスをするのだった。
「んっ………ふふふ、合格ですよ♪」
「ふっ…ならばよかった」
それでアインスと私
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