第五章 StrikerS編
第百二十八話 『出張任務(4) 出張任務の裏側で。士郎の一日』
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承知せんぞ?」
一応忠告はしておく。
それでヴァイスは一度頷いて、
「わかりやした」
「ではさっそく訓練場に行くとするか。みっちりしごいてやるぞ」
「うっす、士郎の旦那!」
それでヴァイスとともに訓練場に向かおうとするが、そこでキャスターが、
「ご主人様、私めはちょっと機動六課の周辺まわりを散策してきます。
結界もちゃんと機能しているか確認がしたいのでー…」
「わかった」
「では失礼しますね〜」
それでキャスターも外に出ていった。
それから訓練場で訓練をしていく。
その一部始終としては、
「ヴァイス! そこはもっと狙いを絞れ!」
「うっす!」
やら、
「もっと重心を調整して構えろ!」
「了解!」
やら、
「心をもっと澄ませて無の境地を開拓してみろ!」
「なんすか、それ!?」
やら、
「何度言ったら分かるんだ!? この馬鹿弟子がーーー!!」
「いつから俺は士郎の旦那の弟子に…!?」
「口答えは許さん! 喋る暇があったらすぐに撃ち方構え!」
「は、はいぃー!」
やら、
「一発でも的を大きく外してみろ…。その時は、分かっているな…?」
「ひーっ!? さ、サー、イエッサー!」
やらと。
なにやら後半は私も変なテンションになってヴァイスをしごいてやっていたが、おかげでヴァイスの腕はかなり上達したと思う。
そして頭の中で変なテロップが流れだして、
『ヴァイス君、銃の熟練度が5上がった』
『士郎君、教導度、師匠度が3上がった』
と、いう変なナレーションが聞こえてきたが、つっこんだら負けだと思って無視した。
後に暇なのでシャーリー嬢が私とヴァイスの訓練を管制していたらしく、訓練が終わった後にやってきて、
「士郎さん、シホさん達と一緒に教導をやってみませんか…? 鬼教官としてフォワードのみんなの中で流行ると思いますよ?」
「そうか?」
「そ、それは同感っすね…士郎の旦那、鬼っす…ガクッ」
シャーリー嬢に続き、疲れ果てたヴァイスはそう言い残すと地べたにダウンした。
「ふむ、やりすぎたか…。
力加減が難しいのだな、教導とは」
「でもいい線行っていると思いますよ!」
「そうかね? しかし、今の私はこの機動六課の食と平和とついでにみんなの胃袋を守る戦うコック長。
ゆえにそれに専念したいために誘惑には耐えねばならん」
「やっぱり士郎さんはかっこいいですねー。
背中から漢オーラが出てますよ〜」
なんだ、それは…?
まぁ昔から後ろ姿は何度も写真に撮られたからな。
いまだに撮られていた理由は不明だが。
それより、
「さて、ヴァイス。そんなところで転がっていると邪魔だ。
スタミナが回復する
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