無関心
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」
そういうと響は寮への道に戻っていった。
寮に来ると響は自分の部屋を探し当てそこに入った。既に先客がいるようで中に人の気配がしたが響はノックもせずに入ると中にいたのは不思議なものを来た人物だった。
「おーきたねー。私が君のルームメイトの布仏本音だよー。よろしくねーひーちゃん」
「お、おう。よろしくな本音」
響は一瞬たじろいでしまった。それは本音の軽さにだ。響を目にしたものは大体が目をそらすかそそくさとその場を立ち去るのが常だが、本音は目をそらすこともビクつく事もなく声をかけてきたのだ。響はそれが不思議でならなかったのか変なポーズを取っている本音に聞いた。
「なぁ本音。私の事怖くないのか?」
「んー?ぜんぜーん。だってひーちゃんすっごく優しそうな目をしてるもん。そんな人に悪い人はいないよー」
「……そっか。サンキューな」
「いいよー気にしないでー。でもあの自己紹介はなかったよー。みんな引いてたもん」
ゆっくりとしたペースながら本音は響の自己紹介についてのダメだしをした。しかし響はそれを軽く流した。
「いいんだよ。それに私と仲良くなりすぎると迷惑かけるし……」
「そうかなー?でもみんなもひーちゃんと仲良くしたと思ってるよきっとー」
「だったらいいけどな。まぁそれは置いといて飯行くか?」
響が提案すると本音は「おー」と言いながら手を上げた。そして二人は食堂へと向かった。
IS学園入学初日、布仏本音が響の最初の友達となった。
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