暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
八話:猫(?)ちゃん救出☆大作戦
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ていうかベビーパンサー)はね、前世の世界的に言えば、虎とかライオンの赤ちゃんみたいなね?大きい足をしてましてね。
 本当に猫だけど、単純にでかい!みたいなメインクーン(でかい猫の品種)とかとは、全く違うわけですよ。
 ……何故、これを猫だと思った?
 と疑問に思うレベルなわけですが、町から出たこと無くて、見たこと無ければそんなもんなんだろうか。
 写真とか、あるわけでも無いし。

 そんで、
「グルルル……ガウウ……」
とか唸ってるし。
 完全に、猛獣じゃないか。
 無知って怖い。

 でもこんなにされても噛みつかないなんて、おとなしい子だなあ。

「やめなさいよ!かわいそうでしょ!!」

 うん、可哀想だよね……私も止めたい。
 でも止めたら、イベントが……!
 最高の思い出が……!
 さらに、ものすごく困ることが!!

「なんだよ!おれたちのネコだぜ!どうしようと、勝手だろ!」
「そうだ、そうだ!」
「だからって、いじめていいわけないでしょ!いいからそのネコを、わたしなさい!」

 いじめるな、から、渡せ、ってのも、わりと飛躍してる気がするんだけど。
 ビアンカちゃんに対して、揚げ足を取るような真似はしませんがね!

「おい。どうする?」
「そろそろ、あきてきたしな」
「でも、ただでわたすのも、おもしろくないな」
「そうだよな。……そうだ!ビアンカと、そっちの子!」

 悪ガキAが、こっちを指差します。

 ……人を指差すなって、習ってないのか!
 これだから悪ガキは!!
 あと、急に話を振るな!

「え?わたし、ですか?」

 まあ、その程度のことで動じるドーラちゃんでは無いけれども!

「そうだ!おまえらふたりが、三日間、おれたちのドレイになったら、わたしてやる!」
「却下。」
「え?」

 おっと、素が出てしまった。
 奴隷とか意味わかってんのか、このガキ!
 ともかく、猫を!
 被り直せ、私!

「わたしは、となりのむらからきていて、すぐにかえるんです。ほかに、なにか、ありませんか?(うるうる)」

 瞳を潤ませて、真っ直ぐに悪ガキを見つめて問いかける、超絶美少女ドーラちゃん。

 美少女はビアンカちゃんで慣れてるだろうとは言え、こういう対応には慣れていまい……!
 そして悪ガキは意外と守ってあげたいタイプに弱いと、相場が決まっている!

 案の定、悪ガキAは目を(みは)って顔を赤らめ、視線を逸らします。

「し!しかたないな!それなら、えーと、えーと……そうだ!レヌール城の、オバケをたいじしてきたら!そしたら、わたしてやるよ!」

 ふっ……チョロいな!
 守ってあげたいタイプは意外と(したた)かなのも、世の常だと
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