暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
23話:新たな物語 始まりは襲撃より
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その日も学校の方は滞り無く、いつも通りの睡眠授業。しかしながら今日ばっかりは何故か授業が終わる度にアリサに叩かれた。これが意外と痛かったりした。

そんな事より、時間は夜中。良い子は寝ててもいい頃だが、俺は違う。

「じゃあ、俺はここで上がります」
「あぁ、お疲れさま」
「気をつけて帰れよ」

場所は再び裏山。声をかけてくれたのは士郎さんと恭弥さんだ。
この頃、二人の…いや、今日はいないが美由希さんも含めた三人の夜の鍛錬に、少しだけ付き合い始めている。もっと俺自身が強くなる為だ。

ん?辛くないかって?
そりゃあ最初のうちは、この人達本当に人間か?なんて思っていた頃もあったが、今は何とかついていけている(途中までだが)。

で、夜の海鳴を走りながら家へ帰っている訳だが…

「こうも人が少ないと、逆に怖いものを感じるな」
[〈まぁよくありますよね。昼間はかなり人が多いですから〉]

念話で話しかけてきているのは、俺の腕についている相棒、トリス。毎度の事ながら、ついてきてもらっている。
そんな会話をしながら、いつも通りに帰るつもりだった。

そう、いつも通りに……

[〈マスター、魔力反応です!〉]
「何…?」

だが、その日常が急激に変化し始めた。
まわりの空気が変わり、極端に人気がなくなる。この感じは……

「結界の一種、か?」
〈そのようです〉
「トリス、その反応は?」
〈待ってください……っ!?マスター!反応がなのはさんの方へ、急速に近づいてます!〉
「っ、狙いはなのはか?」

トリスの言葉を聞き、俺は意識を集中させなのはに念話を繋ぐ。

[おい、なのは!聞こえてるか!?]
[士君?]
[今そっちに魔力反応が]
[分かってる。私は、迎え撃つつもり]
[……分かった。俺もすぐにそっちに向かう]

そう言い残し、俺は念話を切る。そして走りながら手首にあるトリスに手をかける。

「行くぞトリス。速めにな…」
〈了解です〉

トリスは光へと変わり、俺の手の中に。そしてそれを腰に当て、バックルを開く。
ベルトとなったと同時に現れたライドブッカーからカードを取り出す。

「変身!」
〈 KAMEN RIDE・DECADE!〉

走りながらカードを挿入し、ディケイドへ変身。その姿を変える。

「ディケイダーで一気に…」
〈マスター、新たな魔力反応です!後方50メートル!〉
「っ!?」

新たにディケイダーのカードを取り出そうと、ライドブッカーに手をかけると同時に、トリスから声がかけられる。

だが、起こったのはそれだけじゃなかった。
トリスの言葉を聞くと同時に、俺が長い人生で培った危機察知セ
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