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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幕間
Trick23_よく似合っています
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「・・いいんですか」

「な、なにがよ?」

呼びとめられて振り向いた信乃の無表情に、御坂が少したじろく。

「本音を言って、いいのかと聞いています」

「い、言ってみなさいよ!」

「では、本音を。

 御坂美琴、自分の趣味に素直になった方がいいですよ。どうせジュディスちゃんと
 同じようなデザインに目を止めたけど、子供っぽいと思われるのが嫌で
 シンプルな競泳水着にしたでしょ?」

「うっ!」

実は更衣室で、まさにジュディスとまったく同じデザインの水着(サイズ違い)を
手にとっていた。

そして固法に子供っぽいと言われて、違うと否定しつつ今着ている水着を取ったのだ。

「信乃さん、よくわかりましたね、私と初春が御坂さんに着るようにどうにか
 勧めたんですけど」

「これでも兄貴分やってますから」

一呼吸おいて、今度は固法を見た。

「固法さん、サイズが合わないなら担当者に言えば用意してくれると思いますよ。
 ただ、似合っているのは嘘ではないので」

「ありがとう。でも、担当の人を呼ぶのも面倒だし、これでいいわ」

「わかりました。

 次に婚后さん。水着は似合ってますが、ヘビの方が目立ちます。主役はあくまで
 貴方自身と水着です。それとも小道具がないと“自分に自信がないんですか?”

 あと、白井さん。エロいを通り越してグロいです」

「自信ない!?」「グロッ!?」

言われたくないことを的確に言われて倒れ伏す2人。

「最後、美雪。固法さんと同じでサイズに合っていないけど、そういうデザインに
 見えなくもないから似合っているのは嘘じゃない。
 でも普段と比べると着痩せしすぎだろ?
 普段は服の下に鋼鉄のコルセットでも着てんのか?」

「当らずも遠からず♪ バストを誤魔化すインナーを着けてるの♪」

「顔も性格も良くてスタイルも良かったらさらに男に絡まれるからな・・・
 でも大丈夫か? モデルってことは顔もスタイルもばれるぞ」

「あ"」

「ま、眼鏡もつけてないし、普段のお前からは想像がしづらいから、どうにか誤魔化せるかな。
 とにかく今日は楽しめ。水着で遊ぶなんて滅多にないだろ」

「うん♪ 行こう信乃♪」

「って引っ張るな!!」

信乃の腕を掴んで一緒に水辺へと走って行った。

「待ってよ!私達も行くわよ!」

残りのメンバー(倒れ伏して動かない数名を除く)が追いかけて行った。



撮影は学園都市の最新技術を使った部屋で行われた。

部屋の中に海辺を再現でき、しかもカメラを部屋に隠して設置してあるので
自然な姿を映せる。

信乃達は水辺で遊びながら過ごし、いつの間にかビーチバレー大会
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