幕間
Trick23_よく似合っています
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「あら、白井さん?」
「あ"、この声は・・」
嫌そうな顔をして横を向く。
そこには着物を来た白井のクラスメートにして無意識に人を苛立たせる才能を持つ
少女が近づいてきていた。
「"婚后 光子"(こんごう みつこ)・・・」
白井は嫌そうな顔で言う。
そして婚后の隣にはなぜか風紀委員の先輩である固法もいた。
「あれ、固法先輩もどうして?」
「水着のモデルと頼まれちゃって。いつも通っているジムの風紀委員の先輩にね
あんたたちは?」
「わたしたちは水泳部の子たちに頼まれて」
「水着のモデル!? あなたたちも!?」
「“も”ということは、あなたも!?」
白井と婚后は互いに≪信じられない≫という表情で睨みあっている。
「ま、まあいいですわ。見たところ皆さん初めてのようですから、わたくしが
いろいろと教えて差し上げますわ、ほ〜ほほほほ!」
「相変わらず人を苛立たせることにかけては天才ですの・・」
「なにか言いまして?」
「なんでもありませんの」
「さ、早く参りましょう。試着室に案内してくださる?」
「申し訳ありません。あと2人が来てないようなので・・」
担当者が苦笑いを浮かべて謝る。
「あと2人とは誰ですか?」
初春が聞いたときに、ちょうど近づいてくる人影が見えた。
「あ! あの2人ですよ」
そこを見ると、氏神ジュディスと西折信乃がいた。
「え? 信乃さん!?」
「どうも」
信乃は無表情に近いが、どこか申し訳なさそうな顔をして短く返す。
「信乃さんも参加するんですか? 来れないって言ったから断られたと思いました」
「参加するつもりだったんですが、湾内さんには申し訳ないことに用事が入って。
その用事がここにいるジュディスちゃんの護衛だったんですよ。
どこかの親バカに依頼されました」
「やっほ〜!お姉ちゃん達〜!」
4人が以前助けた少女、ジュディスが元気よく挨拶する。
「でも、ジュディスちゃんが写真に乗っても大丈夫なの?
その・・・前のような事があったから顔を知られていない方がいいし」
御坂が言いたかったのは、半月以上前にあった二度のジュディスの誘拐事件。
親が学園都市統括理事会のために、狙われやすい存在のジュディスが公の場に
簡単には出ない方が良いはずだ。
「親バカ 切り抜き コレクション」
「「「「え?」」」」
信乃の意味不明な単語に疑問を浮かべる一同。だが、謎が解けて一名が答えた。
「親バカのジュディスちゃんのお母さんが、ジュディスちゃんの雑誌を切り抜いて
それをコレクションにする趣味を持っている♪」
「美
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