幕間
Trick23_よく似合っています
[1/9]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
泡浮が出したアイディアは『水着のモデルを手伝ってほしい』ということだ。
湾内と泡浮が所属する水泳部、その水泳部がお世話になっているメーカーから
水着モデルを頼まれたのだ。
頼まれたのは水泳部だが、先輩方や他の部員は忙しくて湾内達2人が対応することになってしまった。
2人だけでは心ともないので、それに協力して欲しいとプール掃除のときに
御坂と白井、信乃にお願いしてみた。
女性水着だけでなく、男性用のモデルもいたら助かるとメーカーから要望があったことを
信乃に伝えて誘ってみた。
(女子校の常盤台に男性モデルをメーカーがお願いするはずがなく、本当はメーカーの人が偶然呟いた「男性モデルが欲しい」という言葉を正当化したのだった)
そして3日後 水着メーカーの本社前
「結局、信乃にーちゃんは来ないと・・」
撮影を行う当日。
用事がなければ参加すると言っていた信乃だが、この場には来れないと連絡があった。
残念そうに御坂が呟いた。
「仕方がないですわ。用事が入ってしまったんですから」
この場には常盤台の4人の他にも、佐天と初春、更には西折美雪もいた。
モデルは多い方がいいと御坂と白井が誘ってみた。
「まさか信乃にーちゃん、逃げた?」
「それはないよ♪ 私も朝に用事があるってこと直接確認したし♪」
「え? 雪姉ちゃん連絡取ったの? というより取れたの?」
「うん♪ 前よりは仲は前に戻ってるから安心して大丈夫だよ、琴ちゃん♪
心配かけてごめんね♪」
「そう・・・・よかった、元に戻ってるみたいで」
信乃と美雪が未だに(信乃の一方的な)険悪状態と思っていたために、
御坂は胸を撫でおろした。
「でもいいんですか? 私達が水着のモデルなんて」
「大丈夫ですの、初春。どんな幼児体型でも科学の力でチョチョっと修正して
くれますの」
「ひどいです白井さん(泣)」
「でも信乃さんが来れないか〜。いや、いきなり水着はちょっと恥ずかしいかも」
「佐天さん、本当に残念ですね。(ボソ)信乃さんに水着を見せられなくて」
「////うう初春!!/////」
「いふぁいでふ、ふぁてんふぁん!(痛いです、佐天さん!)」
頬をつねられて何を言っているかわからない初春に、さらにつねる佐天。
「お待たせしました」
建物の奥の方から声が掛けられた。
「あの人は?」
「メーカーの担当さんですよ」
佐天が湾内に耳打ちをして聞いた。
「今日はよろしくお願いしますね。あら、あとの4人は?」
「4人?」
担当者の発言を繰り返して聞く白井。
その時、タイミング良く横から声をかけられた。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ