第19話 2学期終了
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もりはあるのか?
曰く、詠春殿の直弟子で木乃香さんの幼なじみという護衛は本当に仕事を成しているのか?
曰く、優しい大らかな人間性は結構だが、次期長としての適性はどうなのか?
曰く、やっぱり近衛詠春ではダメなんじゃなかろうか。
まぁ、このまま原作通りなら、「英雄」の息子の従者(ミニステル・マギ)になってしまうからなぁ。
そうなると関西呪術協会はもちろん、木乃香さんの立場的にも大変まずい。
なんてことを考えていたら、とにかく引き続き調査を継続することとなったが、護衛云々という話しは無くなった。木乃香さんを次期長として見限る可能性もある上に、強行派の声も大きくなって来ており、オレとぶつかり合うのがマズイと判断されたようだ。
もっとも、一術者として個人的に助けるのはかまわないらしいが。
なお、固い話しが終わり、無礼講な宴会に突入した結果、どこからともなく出て来た木乃香さんとのツーショット写真で散々からかわれたのは思い出したくもない思い出だ。
で、なんでそんな思いまでして宴会までつきあったかと言えば、エヴァンジェリンの呪いの移し替えと反射の為の呪符をもらうためだ。
高レベルの陰陽師による符は滅多に手に入れられないが、今回の会合に顔を出すのを伝手に用意してもらったのだ。
これで、高品質な人形さえあれば、「登校地獄」とエヴァンジェリンが気付いていない「魔力封印」の呪いをどうにかできるはず。
中部魔術協会の幹部連にお伺いを立てたが、エヴァンジェリン自体緊急避難処置としてしか殺人をしていないこと、魔法世界では、ナギ・スプリングフィールドによって退治され賞金首からも抹消されていることになっていること、そもそも時効であること、賞金首などという制度自体現代日本にはないこと、などからエヴァンジェリンを呪いから救うこと自体は問題ないという見解だった。まぁ、ついでに600年を誇るその叡智を分けてもらえるなら申し分ないと言うことらしい。
麻帆良から出れるようになり、条件に折り合いが付けば、中部魔術協会としても解呪に動かなくもないと言うことか。
この辺の条件の摺り合わせはつきあってられないので、本格的な話しになったら、適当に抜けよう。
なお月村の家で、はやてちゃんお薦めサイトとして、「ちうのホームページ」を紹介されたときは、思わず吹いた。
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