第19話 2学期終了
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おかげで、2−Aの数学を担当することはなくなった。
もちろんオレは、聞かれたときに「2−Aの数学を担当する自信はありません」と素直に言ったが。
結局、C組E組J組の3クラスの数学を担当することになった。
で、性懲りもなく学園長が「サギ君を2−Aの副担任にしたらどうじゃね?」とか言いやがるので、「源先生は降格ですか?」と聞いてやった。そうすると「ふぉ。そうじゃない。高畑君が出張することが多いので、しずな君がフォローすることが多いんじゃ。まぁつまりはそのしずな君のフォローじゃな」とか言い出した。
周りを見回すと「あきれてものが言えん」とあんぐりと口を開けた先生が多い。
ぶっちゃけ、そんなことするなら、まず高畑先生を担任から外すべきだろう。そこから新体制を構築すべきだ。結局の所、源先生も高畑先生の代わりを1年と半年以上続けているのにもかかわらず、まったく進展もないのだから、指導力としては高畑先生と同レベルなのかも知れない。
で、まぁストレートに高畑先生を担任から外せば? と言うこともできず、なにしろ、万が一の可能性だが、原作のように「じゃぁ、サギ君に担任をしてもらおうかの」とか言い出すこともあり得るから。
まぁ、なんとかまともな先生達のフォローもあって、2−Bの副担任をすることになった。
数学の教科担当だけで良かったんだけどなぁ。
最後に「2月になってからじゃが、オックスフォードを飛び級したサギ君の双子の兄が同じように「飛び級者による教師の可能性」を審議するため、教育実習生として来ることになっておる。ネギ君は優秀じゃから大丈夫とは思うが、なにぶん9歳の子供じゃ。君たちには細かなところのフォローをお願いしたい」と学園長が言って2学期最後の職員会議を締め括った。
結局、ネギは来るみたいだ。学歴詐称の罪を増やして。
☆ ★ ☆
2学期の終業式も終わり、冬休みに入った。
といっても、教師が生徒と同じ冬休みとなるわけもなく、12月30日から1月3日の共通の休暇を挟んで、前後の休みを交代で取るカタチだ。
麻帆良市外に帰省するオレは優先的に休みを選ばせてもらい、終業式から29日までを宿直で詰め、30日から始業式前日までが休みというカタチになった。
海鳴に帰り、ゆったりとした生活を送る。
忍義姉さんやすずかには、エヴァから借りたり写したりした空間系の魔法書や重力制御系の魔法書やらがいいお土産となったみたいだ。
表の仕事の方でどうにも解析できないモノがあるらしく、リニスも交えて3人であーでもない、こーでもないと朝から晩まで話し合っている。量子化技術がどうの、重力制御がどうのと、とてもじゃないが話しについていけない。
お互い置いてけ
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