プロローグ『地雷がたっぷりな世界……だったはず』
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うか、そう考えると少しもやもやした物を胸に感じた。
魔法を使えない自分と違って、魔法使いな目の前の子。話した事もないのに嫉妬心から眉を少し潜めた。
そんな自分を見てアルビレオが苦笑し、隣に話しかける。
「自己紹介をして貰っても構いませんか?」
「ふむ。自己紹介、ね」
鈴の様な声色だった。女の子なのだろうか、独特な口調で話すなーとタカミチが思う目の前で。
少女がフードを脱いだ。
長い夜を纏めたような綺麗な黒髪と黒曜石の様な黒い瞳、陶磁の様な白い肌。美しい少女だった。
っそりとした眉、猫の様な目は喜色に歪められぷっくらとした桜色の唇が動く、
「私の名前はクレア・ティアーヌ、ティアーヌは師匠の姓名だよ。特技は魔術、それと────」
ずい、こちらに身を乗りだし、
「僕は天才だからそこのところ、誤解無いように」
傲岸不遜に、そう言った。
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