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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第二七幕 「理解できなくても納得すべし」
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よくあることになった)。顔を見せないと思ったらそういう事だったのかあの会長。捕縛はさぞ大変だったろう。

「そして何故ISを装着させなかったかだが・・・どうも打鉄が残間の身体能力についていけない、つまりデッドウェイトになっていたからだ」
「なるほど〜・・・えっ」

ちょっと待てやコラ。この戦乙女、今なんつった。周囲の顔が思いっきり引き攣る。
インフィニット・ストラトスは現行最強の兵器とも称される飛行パワードスーツだ。しかも、視覚情報の処理速度を向上させる“脳波コントロールできる!!”と言われても納得なハイパーセンサーの採用によって、下手なPCよりも早く思考と判断ができ実行へと移せるという凄いシステムが積んである。
これは“ISの高すぎるポテンシャルを人間の尺度に合わせる”という重要な働きを持っている。そう、「人間に合わせる」のだ。重要な事なので2回言わせてもらった。ISは全てにおいて人間より性能が上なのだ、普通は。
さて、打鉄は2世代の訓練機とはいえバリバリ現役のISだ。いくらパイロットが優秀でも反応速度に機体が追い付かないなんてことは極一部の例外を除いて起こらない。例外とはすなわちモンドグロッソで部門優勝しちゃう「ヴァルキリー」と呼ばれるレベルの人外共である(総合優勝がブリュンヒルデの称号を得るのは説明するまでもない)。

「すみません。こんなことを聞くのは失礼かと思うんですが・・・残間君は本当に人間なんですか?」
「ふむ。DNA鑑定をしないとはっきりしないが、ひょっとして突然変異種かもしれんな?男、女、承章みたいな風に」
「ちょっと千冬先生?俺は天才ですけど人外になった覚えはねぇしニューハーフみたいな立ち位置になった覚えも・・・っていうかアンタも同じ穴のムジナだろ!」
「なるほど、これはWikiで変異パラメーターを再チェックする必要が・・・」
「ツルハシで上手く間引いたら誕生するんですねわかります!」
「おいコラ!俺はダンジョンに湧いて出る魔物か!人だよ!紛う事なき人だよ!!」
「・・・なるほど、実はジョウさんは特殊召喚された融合モンスターだったのか!」
「織斑君、それ禁止カードだから」
「お前らぁぁぁ!いい加減にしないと泣くぞ!?それ以上言われると流石の俺も泣いちゃうぞ!?俺の血の色はちゃんと赤だからな!?」
「・・・ハッ!!ユウ君の夢って兄を越える事だったよね!?」

ジョウの兄弟=ユウにも突然変異発生の可能性あり=ユウも人外化という方程式が組み上がったメンツの顔色が変わる。

「だ、駄目だよユウくん!無理に上を目指す必要はないよ!?」
「そうだよ!世界に一つだけのそのままのキミでいて!!」
「み、皆落ちつい・・・ちょっとぉ!?」

人外魔境へ旅立とうとするユウは説得する女子達にもみくちゃにされる
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