暁 〜小説投稿サイト〜
【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第二七幕 「理解できなくても納得すべし」
[3/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「じゃなーーーーーい!!」
「うお!?どうしたんですか山田先生!?」
さっきまでいなかった山田先生が現れ、異議を唱え始めた。眼鏡が若干ずれており、どうやら急いでこちらに来たようだ。
「私は一つ、どうしても納得いかない件がまだ残っていると思います!!」
「・・・なんかあったっけ?」
「・・・さあ?」
「・・・もしかして、合体攻撃の、件!?」
「違います!それも個人的にはひっじょーに気になりますがそれじゃありません!!」
若干涙目になりながら両腕をぶんぶん振り回す山田先生。腕を振るたびに胸元の戦闘能力の塊がブルンブルンと震えて周囲を戦慄させている。一夏はガン見しすぎてすぎて鈴に盛大に抓られているが。
「で、何が問題なんですか?」
「何って・・・ジョウ君ですよ!」
「ジョウさんが何か?」
「兄が何か?」
「俺がどうかしたか?」
「どうかしたかじゃないですよ!!何で生身で現場に赴いたんですか!あなた訓練機借りてたでしょ!?というか何で織斑先生は普通にジョウ君を連れて行ったんですか!?」
「「「「・・・あ、ああ!!」」」」
言われてみれば確かに。何がおかしいのかはイマイチ分からないが確かに何かがおかしい。
一つずつ整理してみると・・・
@先生、白式でバリアを突破するという方法を思いつく。
A打鉄のブレードをぶんどる。
B生身のまま自分が直々についていくと言い出す。
C何故かジョウを生身のまま連れて行く。
D未確認ISぶった切った。
「1つ目以外全部おかしくね!?」
「3番目に違和感覚えなかった私はおかしいのかな?」
「この際それは置いておいて、です!織斑先生は何故危険と分かる場所にわざわざ私たち教師ではなく生徒の一人であるジョウ君を連れて行ったんですか!!」
言われてみれば変な話である。千冬は生徒には平等に接することを信条としており、危険なことに生徒は関わるべきではないというスタンスを持っている。その千冬がなぜジョウを現場に連れて行き、しかも訓練機を持っているにもかかわらず装着させなかったのか。
「・・・まず、なぜ残間兄を現場に連れて行ったかだが」
「はい」
「冷静な風を装ってはいたが、あの時の残間は弟を助けに行きたくて爆発しそうな状態だった。置いていけば何をやらかすか分からんから連れて行った」
一同はあの中庭一騎打ち事件を思い出し、それのIS版を同時に思い浮かべた。・・・とてもではないが止められる気がしない。脳内再生余裕でした。制圧部隊相手に無双するとか本末転倒もいいところだ。
「・・・確かに。後から来ていた楯無会長も随分暴れたそうですし?」
「・・・・・・後で説教」
簪の中での会長の株価が急降下して地表に大激突(仲が改善してからは比較的
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ