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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第九十九話】
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たら何で聞くの?って思うかもだが……その、さ。――スカート、短すぎじゃないか?」

「へ?――ヒルト、もしかして短いスカートって嫌いなの?」


最初はぽかんとしていたが、理解すると何故か不安そうな表情をするシャル、さっきの牢屋の話以上に不安そうだ。


「いや、嫌いじゃないぞ?てか好きだ、めちゃくちゃ好きです――てか俺の好みを言っても仕方ないか。――でもさ、脚を出しすぎじゃないのかと思ってな」


そう言うと、シャルの表情からは不安がなくなり――。


「そ、そうかな?でも、短いスカートって…可愛くない??」


そう俺に同意を求める様に言い、そして何と両端のスカートの裾を少し上に持ち上げて生足を強調するように――。


「わわっ!?ば、バカ、パンツ見えちゃうだろ!?」



その行為に、心臓が跳ね上がる様に鼓動し、一気に身体全体の熱が上昇するのを感じた――。


「た、確かに可愛いぞ?で、でもさ……」


流石に俺も、気恥ずかしさからか視線を下に逸らすが、逆にシャルの綺麗な脚が映り、余計に熱が上がった気がした。

そんな俺の様子を見たシャルは、いたずらっぽく笑みを浮かべると――。


「ふふっ、ヒルトってえっちな事いっぱい考えてるのに、僕がこういう事すると凄く慌てるよね…?」


両端のスカートの裾を離すシャル――だが俺の心臓の鼓動は常に加速し続け、常に瞬時加速状態だ――出来ないんだけど。


「い、いきなりは誰だってそう言うだろ?――てか、誰にでもそんなことするなよ?俺も理性もたなくなるよ…」

「大丈夫だよヒルト?……ヒルト以外にはしないから……」


そう小声で言うシャルの言葉が耳に届くと、否応なしに更にバクンッバクンッと心臓が跳ね上がる――。


「……ッ、と、とにかく、いくら女尊男卑な世界でも、下心持った奴が近づいてくるかもしれないだろ?だ、だから気を付けろよな!?」


若干語尾が強くなってしまったが、何故かシャルの表情は凄く嬉しそうに見えた。



「……ふふっ、ヒルト、心配しなくても知らない人にナンパされても僕はついていかないし」

「ん、なら構わないさ。……って、心配しすぎだな、俺…」


ナンパする男皆が悪いわけではないが、四月に未来がナンパされてた時の強引な二人組の事を思い出すと…未だにああいうのが居るのもなぁ……。

シャルやセシリアもそうだが、日本人から見ると魅力的に見えるから強引なナンパとかされそうだし――セシリアなら大丈夫かもしれないが…いや、わからないが。


何て考えていると、再度ドアが叩かれ――。


「デュノアさーん、そろそろ用意終わりましたか〜?」


そんな山田先生の声が
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