暁 〜小説投稿サイト〜
ロボティックス・ワールド-Robots of underground facilities-
2.居住フロア
影の正体
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『…あ、なんだあいつか』
「あいつ?」
『見張りだよ、エレベーターの』
「あ、なんだあいつか」
さっき襲われたせいで気にしすぎてただけか…
『おーい』
・・・
『あれ?無視?』
「どうしたんだ?」
『声かけても反応しないからさー、絶対に聞こえてるはずなんだけど…』
「電源でも落としてんじゃねーのか?」
『それじゃあそこにいる意味ないだろ』
「だよな、見張りなんだし」
『うーん…』
「まぁ今は関係ないだろ、俺はあの先に行きたいんだし」
『それは俺もなんだけど』
廊下をまっすぐ進む
エレベーターまでの距離はそう遠くない
「のりますね」
・・・
反応なしか
「目の前なのに反応ないってのはおかしくないか?」
『うん』
「・・・」
俺の知らないところで何かが起き始めている
「もういいや、さっさとのるか」
『あ、あぁ』
工場フロアに行けば、少しは分かるだろう
何者かによって作られた戦闘しかしないロボット
なぜか全く反応しない見張りロボット
これは誰が何のために…?
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