暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter18「派遣任務」
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話



「ん?」


2人の視線に気付いたルドガーだが何故自分が注目されてるのかわからず首を傾げる。

「(や、八神部隊長!わ、私にそんな気はありませんから!)」

狼狽のあまりこれ以上下手に口を開けば声のボリュームを調節できないと悟り、やり取りを念話へと切り替える。そんなティアナの気を知らないルドガー達はまた別の話しで盛り上がっている。

どうも内容はシャマルから渡された私服をリインが着るようだが、どう見てもサイズが合ってないのは一目でわかる。ティアナも興味がそちらに行き、はやてに一言言ってスバル達の話しに参加する。
内心逃げ道を作れてホッとしている。

「あれ?リインさんその服って」

その中でキャロが最初にその疑問点をリイン本人に聞いている。

「この服は、はやてちゃんのちっちゃい頃のお下がりですよ」

だがキャロの質問の意味を勘違いしたようで、質問の答えにはなってはいない。

「あ、いえ……そうではなく」

「着れるのかな……って……」

エリオとキャロが捕捉を加える。

「そのはやてのお下がりはどう見てもリインの身長じゃ着れないだろ?」

「あっ、そういう事ですか!そう言えば、ルドガーさんとフォワードの皆には見せた事はなかったですね」

「ん?」

「「「「へ?」」」」

「システムスイッチ、アウトフレーム、フルサイズ!」

「!!」

「「「「おお!?」」」」

リインが何かを設定した瞬間、彼女の体が光に包まれ、光が収まるとエリオとキャロと同じくらいの大きさになったリインがルドガー達の目の前に立っていた。

「っと、一応このくらいのサイズにもなれちゃいます!」

「でか!?」

「いや、それでもちっちゃいけど……」

「……(何で着てた制服まで大きくなってるんだ?)」

ティアナとスバルはリインの大きさの変化のみに驚いているようだが、ルドガーは彼女の着てた制服まで何故か大きくなっている事に素朴な疑問を持ってしまった。こんな事このメンバーの前で言ったら間違いなく白い目で見られと思い言わなかったが、服がビリビリに破けて真っ裸のリインが立つのが普通ではないかとは口が裂けても言えない。

「普通の女の子サイズですね」

「向こうの世界にはリインサイズの人間も、ふわふわ飛んでねぇからな」

「あの……一応、ミッドにもいないとは思いますよ?」

「俺の世界にもいなかったな……人間にはな」

キャロの言葉にヴィータが答え、ティアナがそれに続く。浮遊という事ならルドガーにも近い存在がある。ティポはともかくミュゼの場合は更に特別だ。
浮遊している以前に、精霊が実体化している時点で実は凄い事だったりする。

「ルドガーさんのお仲間の中にも浮
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ