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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter18「派遣任務」
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はいつも以上に元気全開。そんなスバルの横では端末で管理局のデータベースを閲覧しているキャロはデータベースに書いてある情報を読み上げ始める。
「第97管理外世界地球、文化レベルB……」
「魔法文化なし……次元移動手段なし……って魔法文化無いの!?」
情報を読み理解したティアナが驚きの声を上げる。なのは達のような高ランク魔導師の出身世界という事もあり、魔法文化のあるイメージがあったのだろう。
「はい。ミッド出身ですけどフェイトさんも小さい頃暮してて、なのはさん達と一緒に地球の学校に通ってたそうですよ」
「ご家族が今も暮してますし」
フェイトの事をよく知るエリオとキャロは彼女から詳しく自分が育った地球の事を教えていたようで、この2人もスバルと同じで地球に行ける事を心待ちにしていたようだった。
「フェイトさんも……けど魔法文化がない世界で、どうして八神部隊長やなのはさんのようなオーバーSランク魔導師が……」
「まぁ、簡単に言えば突然変異とかたまたま〜かなぁ?」
さっきまでルドガーと口喧嘩を繰り広げていたはずのはやてがいつの間にかティアナ達の傍にたって話しに参加した事で4人は驚く。
「あっ八神部隊長!す、すみません……」
「ええよ、別に」「私もはやて隊長も、魔法と出会ったのは偶然だしね」「「「「へぇ〜」」」」
「それにしても4人共エラいなぁ。事前に任務先の下情報を確認するんはエエ心がけや」
「はは…」
「どうしたのルドガー君?」
はやてに続きいつの間にかルドガーになのは、ヘリに搭乗しているメンバーが一堂に集まっていた。
「いや…フォワードの皆はなのは達を本当に大好きなんだなと思ってさ」
「はい!なのはさん達は私達の目標なんですよ!ねっ?ティア!」
「えっ?あ、う、うん……」
スバルに話を振られ、その内容を大勢の中ではっきりと応えるのが恥ずかしかったのかほんのり頬を赤く染めているティアナ。
その顔を見たはやては、水を得た魚のように表情がパッと明るくなりティアナの肩を突き始める。
「あとティアナはもう1人最近尊敬してる人できたんやないの〜?」
「はい?」
訳がわからない。今のティアナの口調からははっきりとそう伝わってくる。
だが次のはやての耳打ちで自分の上司が何を言っているのか理解した。
「ティアナは案外疎いなぁ……自分の訓練で、それもマンツーマンで教えてくれる教官はなのはちゃん以外にもう1人おるやん」
「え?」
「あれ?違ったん?ティアナはアレの事気になってるんやないの?」
「なっ!?」
ティアナの顔がますます赤くなった。
そして彼女の意思とは別に無意識に、件の人物へ顔が向いてしまう。
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