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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter18「派遣任務」
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「……そう願いたいモノだな」
海と陸の管理局の睨み合いはルドガーもよく知っている。目指すモノは同じモノでも道と立場が違えばこうも人は歪み合う。
人の歴史は戦いの歴史だと言われるのはこの事が一番の例ではないだろうか?
「ブー!ノリが悪すぎですー!はやてちゃんはルドガーさんに自分の生まれた世界を見てもらいたいんですよ!」
「は?」
「リ、リイン!変な事言うもんやない!」
「アイタっ!」
どうやら今のリインの一言ははやてにとって、とても恥ずかしい事のようだった。
頭を指で叩かれリインは涙目で頭を擦っている。
「うぅーはやてちゃん酷いですよー!」
「オイタが過ぎる子はめっや!それに私は今リインが言ったような事は一切考えてへんよ!わ、わかっとるな!?そこのスケベ大魔王!」
「誰がスケベ大魔王だっ!というかまだそのネタ引きずってくるか!?」
忘れさりたい男としての恥を再び思い出され、言い換えさずにはいられない。
「あーもう!とにかく!ルドガーは私達と一緒に派遣任務行きは決定や!異論は認めん!以上や!」
「なんて横暴な部隊長なんだ!」
こうしてルドガーははやて達の生まれ故郷でもある『第97管理外世界地球』へと向かう事になったのだった。
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「キュク〜」
ルドガーの肩に乗ったフリードが可愛らしく鳴いている。派遣任務に半ば強引に参加されたルドガーは只今六課前線メンバーとヴァイスが操縦するヘリで管理局の管理下にある転送ポートに移動中である。
「フリード…お前はいいよなぁ…その愛くるしい姿で面倒なたぬきにも可愛がられる程度ですむだけだからな」
「キュク〜?」
「誰がたぬきや!誰がっ!」
部隊長室のお返しとでも言わんばかりに、彼女がいい意味でも悪い意味でも気にしているあだ名で呼んでしまい頭を叩かれる。
「何だかこれから任務に入るとは思えないくらいはやてとルドガーはテンションが高いね…」
「にゃはは、そうだね。でも本当はあまりこう言う事言ったらダメだけど、任務先が地元だとやっぱりちょっと気持ちが浮いちゃうな」
「地球かぁ…久しぶりだね」
仕事だとわかっていても気持ちが浮かれてしまうのはヒヨッコだろうとエースオブエースだろうと大してかわらないのかもしれない。
しかし、地元だろうと馴染み深い場所でもこのエース達は気持ちの切り替えは重要だ。その点なのは達なら重々心得ているため心配はないはずだ。それができなき者に人を従える資格はない。
「なのはさん達の故郷かぁ〜。凄く楽しみだよ!」
任務先が自分が尊敬する教官の出身世界であるという事で、普段から元気が売りのスバル
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