魔法先生ネギま!
0311話
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たりする。一応これは魔法関係に他のクラスに巻き込まないようにする為の近右衛門の配慮……だといいなぁ。まさか問題児が集まっている3-Aだけを隔離する為なんて理由じゃない事を祈りたい。生徒指導の新田がこっちの宿に来るらしいけど。
その後、点呼が終了して新幹線へと班別に乗り込んでいく。ちなみに、班は以下の通りだ。
1班:あやか、千鶴、夏美、柿崎、釘宮、俺。
2班:明石、佐々木、和泉、大河内、椎名。
3班:近衛、神楽坂、綾瀬、宮崎、早乙女、朝倉。
4班:古菲、超、葉加瀬、四葉、龍宮。
5班:鳴滝姉、鳴滝妹、長瀬、春日、長谷川。
6班:桜咲、エヴァ、茶々丸、ザジ、相坂。
……6班の最後にいる相坂というのは誰だ? まぁ、クラスの誰かの悪戯だと判断する。
その後、それぞれが席に座るとネギと源が修学旅行の注意を始める。
だが、それも束の間。
「うわぁっ!」
背後から売り子に追突されたのだ。
「……ん?」
ネギに追突した売り子だが、どこか違和感がある。そう、念動力が何かを教えようとしているかのように。多少気になり、ステータスをチェックするとSPの数値が100を越えていた。もちろん、その数値は近衛、あるいはエヴァといった存在には及ばない。だが他の一般人のように何も鍛えていないような存在では決してない。
となると、近右衛門が派遣してくれた影からの護衛とかか? あるいは関西呪術協会における強硬派の偵察員か何かか。
そう思い、スキルの覧を見るとそこには『陰陽術』と記載されている。これで近右衛門が雇った護衛の線は無くなったと思っていいだろう。そうなると関西呪術協会の手の者と考えるべきか。
……まさか、陰陽術を使えるような術者が本気で売り子をやってるなんて事は……無い、よな?
ネギが親書を持って関西呪術協会へと向かうというのは、当然向こうでも知っているだろう。強硬派としてはこれ以上関東魔法協会と近付くというのは避けたい筈だ。それをしない為にはどうする? 当然、ネギの持っているだろう親書を処分してしまうのが一番手っ取り早い。
……いや、俺個人としては今回の親書に関してはある種出来レースや八百長じみたやり取りだと判断しているので親書をどうこうしてもどうにもならないとは思うのだが、強硬派がそれを知らないとしたら。
「一応注意はしておいた方がいいか」
「え? 何か言いましたか?」
俺の右隣に座っているあやかがそう尋ねてくる。理由を話したい所だが、左隣には柿崎に押しつけられるように座らせられた釘宮の姿もある為に迂闊な発言も出来ない。
「いや、何でも無い。日本の新幹線技術は世界でもトップレベルだという話だし、興味あると言っただけだ」
「茶々丸、出発はまだか! いや、それにしても新幹線というのも
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