魔法先生ネギま!
0311話
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…いや、ないな」
日本文化を愛するエヴァだ。京都を壊滅させるなんて真似はしないだろう。関西呪術協会はともかく。
なにしろ、エヴァの力を押さえている麻帆良の結界が無い京都に行くのだ。登校地獄の影響である程度の力は押さえ込まれているとは言っても、それも所詮ある程度だ。
「……関西呪術協会の冥福を祈るか」
何となく脳裏に瓦礫の中で高笑いを浮かべているエヴァの姿が浮かび、思わず呟いて寮へと戻る事にした。
「おはよう、アクセル君」
寮に戻って朝食を食べ、修学旅行の準備を完了して部屋を出る。そのままあやか達と玄関へと向かおうとしたら声を掛けられた。
声のした方に振り向くと、いつものチアガール3人組の姿が。
もちろんあっちも修学旅行の準備は万端で手にそれぞれ大きなバッグを持っている。
「そっちも準備万端だね」
椎名が笑顔で話し掛けてくる。その機嫌はいつも以上に上機嫌で、修学旅行を楽しみにしていたのが丸わかりだ。
……この修学旅行に感じている俺の嫌な予感、外れてくれればいいんだけどな。
そんな風に思いつつも、皆で話ながら麻帆良を出て大宮駅へと向かうのだった。
「うわ、もうかなり集まってるわね」
大宮駅の中でも麻帆良の生徒が集まっている場所を見て柿崎が呟く。
確かにそちらの方を見れば、麻帆良の中でも修学旅行先に京都を選択したクラスがかなりの数集まっていた。
ちらほらと3-Aの生徒達の姿も見える。そして……
「フハハハハ! 見ろ、茶々丸! この駅弁の数々を! さて、どれを食べるべきか。ここはやはり無難に幕の内弁当にするべきか? あるいはこの30品目バランス弁当や鯖寿司といったものもいいな。……ええいっ! 皆纏めて買ってくれる!」
「マスター、買いすぎても食べきれないのでは」
「ふんっ、余ったらアクセル達にでもくれてやればいいのだ!」
そんな風に大声で話している主従の存在が一際目立っていた。
「……だってよ?」
「アクセル君って、エヴァちゃんと仲いいよね。やっぱり席が隣だから?」
釘宮と柿崎に思わず苦笑を返してしまった俺は悪くない筈だ。
「あら、あっちにいるのは綾瀬さんと宮崎さんね。枕を持ってるけど……」
千鶴の視線の先にいるのは図書館探検部達に神楽坂達だった。確かに綾瀬と宮崎の2人は枕を持っている。
「……何でだ?」
「うーん、多分枕が変わると眠れないタイプなんじゃないかしら」
そんな風に話をしているとやがて集合の時間となり、クラス別に並んで教師の話が始まる。
ちなみにこの大宮駅に集まっている、即ち京都行きのクラスは俺達A組の他にD、H、Sの合計4組だ。ただし、泊まる旅館は3-Aのみ別だっ
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