―三年生、開始―
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族のモンスター《守護精霊ウルル》であり、その守備偏重なステータスは、下級モンスターでは突破は難しい。
「カードを一枚伏せ、ターンエンドだ」
「楽しんで勝たせてもらうぜ! 俺のターン、ドロー!」
ジムの前に構えている《守護精霊ウルル》は、そのステータスもさることながら、その効果により魔法・罠・効果モンスターには破壊されない。
その壁モンスターとしては理想的な《守護精霊ウルル》の前では、アタッカーである《マックス・ウォリアー》とて届きはしない。
……だが俺にはもう、マイフェバリットカードが付いている。
「俺はチューナーモンスター、《チェンジ・シンクロン》を召喚!」
チェンジ・シンクロン
ATK0
DEF0
俺のデッキにあるチューナーモンスターの一種である、小型のシンクロンがスピード・ウォリアーと並ぶと、ジムはその表情に不敵に笑みをこぼした。
「シンクロ使いか……rareな相手と会えたようだ」
「なら遠慮なく味わっていくんだな。魔法カード《下降潮流》を発動し、《チェンジ・シンクロン》のレベルを3にする! そしてレベル3となった《チェンジ・シンクロン》に、レベル2の《スピード・ウォリアー》をチューニング!」
通常魔法《下降潮流》でレベル3となった――下降していないが――《チェンジ・シンクロン》が三つの光の輪となって、マイフェバリットカードを包み込んでいった。
「集いし勇気が、仲間を護る思いとなる。光差す道となれ! 来い! 傷だらけの戦士、《スカー・ウォリアー》!」
スカー・ウォリアー
ATK2100
DEF1000
短剣を武器とした、傷だらけの機械戦士であるスカー・ウォリアーがシンクロ召喚され、その前に半透明の《チェンジ・シンクロン》が浮かび上がった。
「《チェンジ・シンクロン》がシンクロ素材になった時、フィールドのモンスターの表示形式を変更する! 《守護精霊ウルル》を攻撃表示に!」
「shit! 守護精霊ウルルの攻撃力は……」
守備偏重のステータスである《守護精霊ウルル》の攻撃力は、その代償で0という最低の数値であり、《チェンジ・シンクロン》の効果により攻撃表示を晒す。
「バトル! スカー・ウォリアーで、守護精霊ウルルを攻撃! ブレイブ・ダガー!」
「リバースカード《ガード・ブロック》を発動! 戦闘ダメージを0にし、一枚ドローする!」
守護精霊ウルルはスカー・ウォリアーの短剣で破壊出来たものの、ジムへのダメージは現れたカードたちによって防がれてしまい、更に一枚のドローも許してしまう。
「くそ、ターンエンドだ」
「dangerousだぜ……俺のターン、ドロー!」
今破壊した《守護精霊ウルル》は岩石族であるが
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