暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
―三年生、開始―
[4/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
族のモンスター《守護精霊ウルル》であり、その守備偏重なステータスは、下級モンスターでは突破は難しい。

「カードを一枚伏せ、ターンエンドだ」

「楽しんで勝たせてもらうぜ! 俺のターン、ドロー!」


 ジムの前に構えている《守護精霊ウルル》は、そのステータスもさることながら、その効果により魔法・罠・効果モンスターには破壊されない。
その壁モンスターとしては理想的な《守護精霊ウルル》の前では、アタッカーである《マックス・ウォリアー》とて届きはしない。

 ……だが俺にはもう、マイフェバリットカードが付いている。

「俺はチューナーモンスター、《チェンジ・シンクロン》を召喚!」

チェンジ・シンクロン
ATK0
DEF0

 俺のデッキにあるチューナーモンスターの一種である、小型のシンクロンがスピード・ウォリアーと並ぶと、ジムはその表情に不敵に笑みをこぼした。

「シンクロ使いか……rareな相手と会えたようだ」

「なら遠慮なく味わっていくんだな。魔法カード《下降潮流》を発動し、《チェンジ・シンクロン》のレベルを3にする! そしてレベル3となった《チェンジ・シンクロン》に、レベル2の《スピード・ウォリアー》をチューニング!」

 通常魔法《下降潮流》でレベル3となった――下降していないが――《チェンジ・シンクロン》が三つの光の輪となって、マイフェバリットカードを包み込んでいった。

「集いし勇気が、仲間を護る思いとなる。光差す道となれ! 来い! 傷だらけの戦士、《スカー・ウォリアー》!」

スカー・ウォリアー
ATK2100
DEF1000

 短剣を武器とした、傷だらけの機械戦士であるスカー・ウォリアーがシンクロ召喚され、その前に半透明の《チェンジ・シンクロン》が浮かび上がった。

「《チェンジ・シンクロン》がシンクロ素材になった時、フィールドのモンスターの表示形式を変更する! 《守護精霊ウルル》を攻撃表示に!」

「shit! 守護精霊ウルルの攻撃力は……」

 守備偏重のステータスである《守護精霊ウルル》の攻撃力は、その代償で0という最低の数値であり、《チェンジ・シンクロン》の効果により攻撃表示を晒す。

「バトル! スカー・ウォリアーで、守護精霊ウルルを攻撃! ブレイブ・ダガー!」

「リバースカード《ガード・ブロック》を発動! 戦闘ダメージを0にし、一枚ドローする!」

 守護精霊ウルルはスカー・ウォリアーの短剣で破壊出来たものの、ジムへのダメージは現れたカードたちによって防がれてしまい、更に一枚のドローも許してしまう。

「くそ、ターンエンドだ」

「dangerousだぜ……俺のターン、ドロー!」

 今破壊した《守護精霊ウルル》は岩石族であるが
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ