第5話
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ないけど。しかも、なんだか言い争いを始めたし・・・・・・。何がしたいんだ?
「これだから、プロテスタントは異教徒だというんだ!」
「何よ! カトリックの方がおかしいじゃない!」
二人とも、所属してる人が聞いたらブチ切れそうな会話ですね。
「なんだと、異教徒め!」
「何よ、異教徒!」
顔ぶつけ合って喧嘩するなよ・・・・・・。見る人が見たら、女の子同士でキスしてるようにしか見えないよ?
少しの間静観していると、どうやら彼女たちはお金が無くて、お腹がすいているらしい。なんでも絵を買ったために、お金が無くなったとか。後先考えて行動しようよ・・・・・・。
このまま、静観していても何も始まらないので、意を決して話しかけることになった。
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「うまい! 日本の食事はうまいぞ!」
「うんうん! これが故郷の味なのよ!」
「もぐもぐ・・・・・・」
話しかけた瞬間、あまりにもひもじそうな視線を送ってきたので、食事に誘うことになった。ファミレスに到着するまでぶつぶつつぶやいていたのが気になったが。しかし、故郷の味がファミレスはないだろう・・・・・・。それと小猫ちゃん、いくら僕のおごりだからって少し食べすぎじゃないかい? 財布の中身は有限だよ?
お金の方は、兄さんの悪魔の仕事であった森沢さんがあの後も、何回か定期的に呼ぶので問題ない。お金の無駄遣いだと思うが、森沢さんは満足しているようなので、深くは突っ込むまい。最近女装に慣れてきている気がするのはきっと気のせいだ。
「ふぅー、落ち着いた。悪魔に救われるとは、世も末だな」
「奢るのは僕だから、僕は悪魔じゃないから」
「おっと、そうだったね。失礼した」
「もぐもぐ・・・・・・すみません、これ追加でお願いします」
悪魔じゃないと、意外と普通の対応してくれるんだな。・・・・・・小猫ちゃん、本当によく頼むなぁ。お金大丈夫かな?
「御馳走様でした。ああ、主よ。渚くんにご慈悲を」
イリナが十字を胸の前できる。兄さんたちにダメージを与えていた。
「あははは、ごめんなさい。ついうっかり」
テヘとかわいらしく笑みを浮かべた。
「それで、私たちに何の用なんだ?」
ゼノヴィアさんがいきなり切り出してきた。
「単刀直入に言うとエクスカリバーの破壊に協力したい」
僕がそう言うと二人は驚いている様子だった。
「一本だ」
ゼノヴィアさんが口を開いた。
「一本ぐらいなら任せてもいい。破壊できるのではあればね。ただし、そちらの悪魔も協力するのかわからないが、悪魔だと正体がばれないようにし
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