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ろ? 感応現象って」
リンドウの発言も無視し、アラガミのような右腕を乱暴に握る。
「アリサ……君は感応現象の起こし方を知ってるだろ?」
「なら、リーダーも手伝ってください!」
アツシの手も握るが、やはり何も起きない。
すぐに手を離し、次を握ろうとした。
しかし、アリサが掴もうとした手は逃げてしまった。
「……アネット」
「すいません、今の先輩は、冷静ではないと思います……」
よく見ると、アネットの瞳は赤い。
「辛いのは、先輩だけじゃありません。みんな辛いと思います。でも、だからこそ、リュウジ先輩に近づくために、私たちは冷静でいないと、ダメじゃないですか?」
フェデリコも続ける。
「僕も、できる限り協力しますよ。だから先輩、落ち着いてください」
「貴様らバカップルすぎるぞ」
テラすらぼそりとつぶやく。せっかく真面目な雰囲気だったのに、2人の顔が一気に燃え上がった。
「テラ先ぱぁぁぁぁい!」
「す、すまん……」
アリサも、一瞬考えてしまった自分が馬鹿らしくなり、ぶっきらぼうにアネットの手をつかんだ。
その時、予想外の出来事が起きた。
「きゃっ!?」
感応現象が起きたのだ。
再び鮮明に映し出される光景。
リュウジは、どこかのベッドに横たわっているようだった。
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